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【デスク日誌】興味引く第三者の存在

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美しい映像とは対照的なドロドロした人間模様が描かれる。ローマ・カトリック教会の最高位聖職者の座を巡る映画「教皇選挙」。内幕に迫る大作を動画配信で見た

▼「これは選挙か、戦争か。」-。宣伝文句の通り、閉ざされた扉の向こう側で繰り広げられるのは、熾烈(しれつ)な権力闘争だ。リベラルか保守かの路線の違いに加え、人物評価などを含め、多数獲得へ駆け引きは激しい

▼印象的なのは主人公の表情だ。追い落とし工作など品位を欠く振る舞いに心を痛め、苦悩する姿が全編にちりばめられる。だが、土壇場で浮上するのはノーマークだった予想外の「第三者」。引き込まれる展開だ

▼作家・吉田篤弘さんのエッセー集「奇妙な星のおかしな街で」に収録の「『三』の効用」は興味深い。「決まり切ったものにあたらしい展開をもたらす」。うなずける指摘だ。(報道部・川崎勉)



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