【デスク日誌】永井さんと公園の造営

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古河市出身の直木賞作家、永井路子さん生誕100年記念展が古河文学館で開かれるのに合わせ、関連の連載記事(全9回)を本紙に掲載した

▼取材を通し、気付かされたことがいくつかあった。一つは同市鴻巣の古河総合公園(古河公方公園)の造営経緯だ

▼永井さんは1964年、鎌倉時代を舞台とする歴史小説で直木賞を受賞。市民サークルの古河郷土史研究会関係者が直後から、神奈川県鎌倉市を訪れ、永井さんの案内で鎌倉公方=古河公方について知見を深めた。これが古河市民の広い関心を呼び起こす契機となったという

▼市は公方御所跡を軸とした同公園の構想をスタート。75年に部分開園した。戦後、古河公方(足利氏)を巡る歴史観が大きく変化したことが背景にあったようだ。この経緯は同公園の今後を見守る上で、極めて大切と感じさせられた。(報道部・冨岡良一)



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