【デスク日誌】目見張るコレクション

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14日に開館した水戸市のクヴェレ美術館を訪れ、最初の展示を見た。吉田石油元会長で水戸芸術館の設立と運営に尽力した、吉田光男氏(1932~2022年)の収集品「吉田コレクション」に目を見張った

▼国内外の古陶磁が、ガンダーラの仏教美術、地中海・サテン朝ペルシャのガラス器などの出土品とともに系統的に並ぶ。中国の土器と、縄文・弥生土器との対比もある

▼展示された後漢時代の緑釉樽(りょくゆうそん)は、後の日本の織部焼を連想させた。最後は、中国から伝播(でんぱ)した瀬戸(愛知)と美濃須恵(岐阜)の「四耳壺(しじこ)」。香料や茶葉などを入れて運んだらしい。江戸時代後期のさしま茶輸出で、壺(つぼ)が使われたという話を思い出した

▼収集した吉田氏の人柄にも想像を巡らせた。一見地味にも映るコレクションだが、日本文化が外国からの深い影響の上に成り立つことを教えてくれる。(報道部・冨岡良一)



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