【吐玉泉】

殉職警察職員の慰霊祭で式辞を読み上げる滝沢幹滋県警本部=茨城町上石崎の県警察学校

▲職務中に死亡した警察職員の慰霊祭がきのう、茨城町上石崎の県警察学校で営まれた。滝沢幹滋県警本部長や遺族ら約90人が参列し、殉職した59人を追悼し、地域の安心と安全に向けて誓いを新たにした。

▲滝沢本部長は「県民を守ろうとした誇りと使命感は礎となり決して色あせない。功績と教えを深く胸に刻み、県警職員が一丸となってまい進する」と式辞を述べた。大井川和彦知事らも「崇高な使命感、他者に対する献身的な思いやり、勇気ある行動は、長く警察職員のかがみとなる」などと追悼の言葉をささげた。

▲その後は殉職者の名前を一人一人読み上げ、遺族や来賓が献花した。県警厚生課によると、殉職者は1876~2020年に交通取り締まりや犯人逮捕の捜査活動中などに亡くなった。