【記者手帳】統合課題解決へ意欲

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○…「人口減少が続くという前提に立つと単独で水の事業はできない」。県企業局を統合先とする水道事業の経営一体化で、基本協定を締結した大洗町の国井豊町長は思いを吐露。昨年、町内の老朽管が漏水し、ほぼ全域で断水や濁り水が起きた状況も踏まえた。

一方、一体化で効率化が図られることに対し、災害時も同じように水の供給が可能なのか、住民などから不安の声もあると指摘。「法定協議会などで課題を一つ一つ解決していきたい」と、懸念払拭に意欲を見せた。(井)


○…「初出荷日に部会員3人が出荷するのはここ20年、30年で初めて。有利に販売できたら」と、春メロンの初出荷会であいさつしたJA水戸茨城町メロン部会の金子孝広部会長。集まった関係者はノンアルコール飲料で乾杯し、メロンを試食した。

部会員計38人で、オトメやレノンなどを栽培。小玉傾向だった昨年と比べると一回り大きいサイズで、出荷のピークは6月上旬という。「5月10日には全員が出そろう。資材が高騰する中だが、頑張っていきたい」(木)


○…「何かの媒体で結び付けてくれると、一生の付き合いになる。忘れないようにしようというのではなく、忘れない」。フリーアナウンサーで防災研究も行う有働由美子さんが防災イベントで、被災地との絆を明かした。

「災害から5年、10年がたつと、被災地と被災地じゃない地域の人の意識や関心が離れていく」と指摘。自身は災害報道を契機に岩手県釜石市の親子らと家族ぐるみの付き合いがあるとし、被災者と一対一でつながる仕組みの構築を提案した。(藤)



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