【記者手帳】戦争の残酷さ伝える

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○…12月に映画が公開される漫画「ペリリュー 楽園のゲルニカ」の作者、武田一義さんは「なぜ戦争がいけないのかというディテールは、どんどん失われていく気がする」と危惧する。

作品は太平洋戦争の激戦地、パラオ・ペリリュー島での戦いを描いた。島で命を落とした戦没者の慰霊祭に出席。「せんえつですが、体験者の方々の代わりのようにこの作品が広がり、若い人たちに戦争の残酷さ、繰り返してはいけないということをつなげたい」と遺族らに思いを伝えた。(藤)

○…県国際交流協会は県留学生親善大使などに任命された留学生が本県の魅力を体験するツアーを開催。河内町でボランティアによる郷土料理のもてなしを受け、須能俊光事務局長は「地域の人との交流を含め、観光旅行では味わえない貴重な経験。思い出深いものになったと思う」と感謝した。

外国人の増加に伴い「ますます多様性が求められる社会になっている」。日本語支援や相談対応なども行っており、「共生に関するさまざまな取り組みを行っていく」と力を込めた。(花)

○…設立30周年を迎えた「いばらき被害者支援センター」。記念式典の中で、県警の滝沢幹滋本部長は「全国的に見ても民間の支援団体として先駆的な存在」とたたえた。

支援の中心的役割を果たしているといい、被害者が行政や民間団体など複数の機関から支援を受けるための「他機関ワンストップサービス」と評価。「県警として、被害者やご家族の心情に配慮ある捜査が必要。途切れることのない中長期的な支援のため、今後も連携していきたい」(寿)



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