【記者手帳】陶芸の最先端を紹介

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○…「近現代陶芸の歴史を前提に、
最先端を紹介するのが当館の役目」と語るのは県陶芸美術館の金子賢治館長。同館では、新進気鋭の陶芸家16人の意欲作を集めた企画展「ザ・ヘッドライナーズ2025」が開かれている。

建築デザイナーから転向した人や現役美術大生など、出展作家の経歴や国籍、年齢はさまざま。モチーフや材料、技法などの作風にそれぞれの個性が色濃く表れる。「学芸員が全国を渡り歩き、その目で見つけてきた作家たち」と胸を張る。(翔)

○…「大災害時に海の道を利用して、支援物資や人材を運ぶことができる」と訴えたのは、鹿島港湾・空港整備事務所の黒瀬康夫所長。日立市内での訓練で所見を示した。

豪雨による洪水や土砂災害時に港湾施設を緊急輸送に活用するため、国交省は「命のみなとネットワーク」を掲げる。被災地の道路が寸断し、孤立化する状況を想定。給水設備や作業車両の運搬から住民の避難まで幅広く、実績もある。「県や市と連携して体制を構築したい」と強調した。(綿)

○…「日本の伝統芸能である能を身近に感じてもらえたのならうれしい」と話すのは、先月行われた坂東市能公演を主催した実行委員会の山田外志枝代表。公演には幅広い年代の観客が詰めかけ、能の世界を堪能した。

能を理解してもらうため、現代劇を上演したり、小道具に触れることができるワークショップを催したりするなどして公演を工夫。「能は一つ舞台の上で舞や笛、鼓、地謡も行われる素晴らしい芸術。これからもこの伝統芸能の良さを伝えていきたい」(羽)



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