乗車1万人達成喜ぶ
○…常陸太田市の東部地区商業施設やJR常陸太田駅などをつなぐ自動運転EV(電気自動車)バス「じょっピー」(乗客定員9人)の累計乗車人数が1万人を突破した。藤田謙二市長は「車両が2台になり、運行ルートも拡大したことで、予想よりも早く1万人を達成できた」と喜んだ。
年度内に運転手を必要としないレベル4の実証実験を予定。「将来的にはいろんな自動運転がつくられる。市の公共交通の一助になるよう検証を続けていきたい」と意欲を語る。(飯)
○…増加する空き家により治安や景観の悪化、災害時の倒壊などが懸念されている。県と空き家対策に関する連携協定を結んだ水戸ホーリーホックの小島耕社長は「一件でも多くの空き家を次の利用につなげたい」と語る。
同社は5月、専門業者と相談窓口を開設。協定により、所有者や市町村から相談があった場合の橋渡しや情報提供、窓口の普及啓発などで協力する。地域に根付いた市民クラブとして「地域の課題解決にも真摯(しんし)に取り組む」と、思いは強い。(溝)
○…子育て世帯の移住が増えているつくばみらい市。本年度一般会計当初予算に占める教育費の割合は約3割を占め、20年ほど前に比べて2倍に増えた。町田幸子教育長は「教育行政の充実は欠かせない。子どもたちが今後、自立して幸せな生活を送るためだ」と語る。
市は「あれも、これも本気の子育てのまち」を掲げており、子どもたちの英語力強化や理系人材の育成などに取り組んでいる。「子どもたちの未来への投資だ」(松)