スポーツ合宿に期待

○…「(開催地として)素晴らしい大会に選んでもらった」と話すのは、神栖市の石田進市長。フライングディスク競技「アルティメット」の国際大会が市内のサッカー場で9月に開かれることになり喜んだ。

市内はスポーツ合宿が盛んで、以前にアルティメットの大学生チームが訪れることも度々あったという。コロナ禍以降、大学生の合宿自体が減っているといい、「(この大会が)戻ってきてもらうきっかけにもなれば」と期待をのぞかせた。(希)

○…安全で安心な地域社会の実現に向けて県警と包括連携協定を結んだ常磐大・同短大。今春就任した下村裕学長は締結式に「靴ひもをしっかり結んで」臨んだといい、「新たな治安課題を解決していく過程で、少しでも大学の資源や知財が生きれば」と期待した。

両者は2013年から非行防止などの分野で協力してきた経緯があり、現在、県警内では約230人の同大出身者が活躍。これまでの信頼や実績を踏まえ「実効性ある取り組みを一歩一歩積み重ねていく」と語った。(戸)

○…「作品の発表の場が減り、若い人が入ってこない」と嘆くのは茨城美術会の大坪由明会長。コロナ禍前に比べ、会員数が半減したという。県内初の美術団体として活動してきた同会は、「第77回茨展」を水戸市内で開いた。展示は63点で、初の試みとして共通の題材で描いた作品を並べた。

初回は「猫」。普段絵に親しみがない人にも、なじみのあるテーマにした。「話題になればと思って。苦しい状況だが、日本画を盛り上げていきたい」と前を向く。(翔)