笠間の栗、台湾で輝け

○…「量は少ないが、台湾で笠間の栗を広める大きな一歩となった」と声を弾ませるのは、笠間市の山口伸樹市長。市は台湾での農産物の販路拡大を狙いに、栗ペースト10キロを初めて輸出した。手続きを経て9月末には現地の日系ホテルに届けられるという。

豆花(トウファ)やタピオカミルクティーなど人気スイーツが多い台湾。濃厚な栗ペーストで作られる新商品に興味津々という。「日本人の発想を超えたスイーツを生み出してほしいね」と期待を込める。(浩)


○…「約260年続いた江戸時代。平和を保つことは容易なことではない」と話すのは、鈴木暎一茨城大名誉教授。新作「徳川斉昭と水戸弘道館」の共著者として、水戸市役所を訪れ、高橋靖市長に出版を報告した。

幕末に学問と教育の力を結集しようと、水戸藩主の徳川斉昭が創設した藩校「弘道館」について、図や写真も使って解説している。「平和を支えたのは教育。平和とは何か、水戸藩の学問から学ぶべきことはたくさんある」と語った。(侑)


○…県常陸牛振興協会の谷口勇事務局長は、閉会中の県議会営業戦略農林水産委員会で「飼料高騰が肥育農家を直撃している。コスト増に耐えかねて廃業する農家が出てもおかしくない」と窮状を話した。

説明によると、現在、1頭の生産にかかるコストは約130万円。これまで通りの利益を得るには単価を上げるしかないが、コロナ禍による飲食店の営業自粛などで高級肉の需要は伸びず、「高品質な枝肉ほど値段が頭打ちになっている」と明かした。(矢)