2018年9月19日(水)

【いばらき春秋】

高齢の母親は、自宅で転ぶことが多い。介護保険を使い、手すりやスロープなどを設けてはいるが、自分で用を足そうとすると、転んでしまう。体を動かすのは良いこと。だが、大けがにつながりやしないか、心配だ▼消費者庁のまとめでは、高齢者の転倒や転落事故が後を絶たない。2016年に東京都内で救急搬送された高齢者7万2198人のうち、原因別では「転ぶ、落ちる」が約8割に当たる5万8351人▼発生場所別では自宅や介護施設など「居住場所」が3万3654人で最も多い。内訳は居室1万4524人、階段3185人、廊下1712人、玄関1645人、ベッド1333人など▼同庁は、生活環境に危険な場所がないかを確かめ、原因になり得る所を減らす工夫が必要、と注意を促す。体の衰えに伴う事故の恐れもあり、体の状態を正しく把握することも大切だ▼県統計課が発表した17日現在の人口推計では、県内の65歳以上の高齢者は約82万4千人で、県総人口に占める割合(高齢化率)は28・9%と過去最高を更新した▼健康で長生き、は誰もが願う。消費者庁は自宅に段差解消のスロープ、階段への手すり設置や、マットなどつまずきやすい物を置かない-などの対策を推奨している。(信)

2018 年
 9 月 19 日 (水)

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