【いばらき春秋】

大子町左貫にある築150年の古民家を活用して先週開店したレストラン「だいご茶房」は、地域活性化を狙いに都内の企業が行政と組んで進める1カ月限定の古民家活用プロジェクト
▼栃木県境に近く、周辺は茶畑が広がっていて気分転換にはもってこいの場所といえる。古民家は町内で医院を開業する医師の自宅として使用されていたもので、素晴らしい居宅だと以前から注目されていたという
▼そこを活用しただけに評判は上々のようだ。オープン前から予約が多数入っていたといい、「予約数が多く、うれしい悲鳴を上げています。今は予約をストップしています」と運営会社。来店客は水戸市やつくば市のほか、福島県からの姿が目に付くという
▼県内では古民家を活用したレストランやカフェなど飲食店に利用するケースのほかに、かすみがうら市に昨年開業した古民家を生かしたゲストハウス「江口屋」など宿泊施設としての活用も試みられている
▼日本が抱える空き家問題。落ち着いた雰囲気とレトロな見た目が魅力の古民家も活用されなければ取り壊される運命に。地域の財産をぜひ守りたい
▼新型コロナウイルスで翻弄(ほんろう)される飲食店だが、戦略によって危機を打開できる可能性を信じたい。(大)

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