2020年6月7日(日)

【いばらき春秋】

額にじわり汗が浮かぶ季節になった。マスク越しに吸い込む空気も心なしか水分を含み、重たく感じる。しばらく歩くと息苦しい

▼あれほど品薄だったマスクが手に入るようになった。高額での転売が問題となったが、今では50枚入りの不織布マスクが千円を切る。だからと言って容易に使い捨てにはできない。やはり洗って再利用している。「第2波」に備えなくてはならない

▼夏にマスクを着けるなんて、考えたこともなかった。自分の肺から出た、重たく暖まった空気を再び吸い込むのはつらい。せっかく手に入れたマスクも外したくなるが、新たな生活様式の下では、ほとんどの場面で着用を求められる

▼カジュアル衣料品のユニクロは、布製マスクの販売を今夏にも始める。機能性肌着「エアリズム」に採用している通気性や速乾性に優れた生地を使い、暑い時期でも快適に着けられるよう工夫するという

▼スポーツ用品大手ミズノは水着素材を使ったマスク2万枚を発売し、既に完売。「商機」を逃さない異業種の参入は歓迎だ

▼政府が約260億円かけ、全世帯へ配布する布マスクは、自分の手元にはまだ届かない。配布完了は6月中旬という。ほかにやるべきことがあったはず、と思わずにいられない。(信)

2020 年
 6 月 7 日 (日)

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