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【エンタメ総合】
大腸がん闘病の桑野信義、鈴木雅之のステージにサプライズ登場「夢のようです」
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ステージ3~4の大腸がんを宣告され今年2月に手術を受けていたタレント・ミュージシャンの桑野信義(64)が7日、大阪・フェスティバルホールで行われた鈴木雅之のアーティストデビュー40周年記念のコンサートツアー『masayuki suzuki taste of martini tour 2020/21 ~ALL TIME ROCK 'N' ROLL~』に登場し、ステージ復帰を果たした。
【ライブ写真】桑野信義がステージ復帰 鈴木雅之のコンサートにサプライズ登場
コンサートの終盤、鈴木の「紹介しましょう! 私のソウル・ブラザーNo.1、桑野信義!!」という呼びかけで、桑野がサプライズ登場。駆け付けた超満員のオーディエンスからの割れんばかりの大きな拍手に包まれた。桑野は昨年コンサートツアーに参加予定だったものの、大腸がんを発症・その後の闘病のため、今年に振り替えられたツアーへの帯同を断念。今年の3月に桑野による病の公表の際に、鈴木は自身のレギュラーラジオ番組内で「ステージに一緒に立つ日が来るように、オレたちもずっと、ずっと待ち続けたいと思います」とメッセージを残していたように、鈴木も待ち望んでいた復帰となった。
ステージ上で桑野は「長かったです。本当に今こうして立っているのが、夢のようです。だって正直もうステージに立てないと思っていましたから」と率直な思いを吐露。「リーダー(鈴木雅之)に、そろそろファイナルになってしまうからちょっとでも良いから来い、と言われて…」とコメントをするものの、演奏を披露する前に「このごあいさつで私は帰らせていただきます」と、会場中の大きな笑いを誘った。
桑野を迎えて最初に披露した楽曲は「Ultra Chu Chu Medley」。桑野が在籍していたシャネルズのシングル曲「ハリケーン」「街角トワイライト」「憧れのスレンダー・ガール」「週末ダイナマイト」を再構成したメドレー楽曲で、今ツアーすべてに帯同している、こちらもシャネルズ/ラッツ&スターのオリジナルメンバーである佐藤善雄とともに披露という、さながらグループの再結成を思わせる演出に、会場は多くの涙に包まれた。その後は「め組のひと」「ランナウェイ」「夢で逢えたら」と、シャネルズ/ラッツ&スター時代の代表曲をともに披露し、最後は鈴木と桑野は肩を寄せるようにともにステージを後にした。
桑野は3月28日、自身のブログを更新し、昨年秋に大腸がんの宣告を受けていたと公表。ステージ3~4の大腸癌(がん)で、周りのリンパにまで転移している状態だったが「手術前に半年の抗癌剤治療でこれ以上の進行と転移を抑えてから先月14時間に及ぶ手術で癌と転移したリンパの削除に成功しました」と伝え「先生の説明によると癌が進行していた為再発は0%ではないとのことです なので術後も抗癌剤の化学療法をしながら現在は再びステージに立つという目標に向かって先ずは体力回復、免疫力UPなどリハビリに励んでいます」とつづっていた。