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金・銀・銅のオニオコゼ、期間限定で展示 めったにお目にかかれない珍しい体色

3色のオニオコゼ


 サンシャイン水族館(東京・池袋)では、今年3月末で営業休止となった志摩マリンランド(三重県・志摩市)より譲り受けた「金」「銀」「銅」の色をした3匹のオニオコゼを8月1日~8月31日の期間限定で「生き物たちの不思議 」水槽にて展示することを発表した。色彩の変異により、めったに見ることのない体色で3匹そろったオニオコゼが、この機会に見られる。



【写真】オニオコゼ



 オニオコゼは、海底に生息する魚で、通常はほとんど泳がずにじっとしており、体の色を海底の砂や石に似せ擬態している。ほかの魚やエビ、カニなどを捕食する肉食性の魚で 、エサとなる生き物を待ち伏せして捕食する。捕食の時は普段の動きからは想像できないような素早さでエサを丸のみにする。胸ビレを使って海底をゆっくり歩くこともできる。



 また、背ビレの棘(トゲ)には毒があり、刺されると非常に痛む。色々なカラーバリエーションがある魚だが、今回展示する明るい金色のような体色は珍しい。



 サンシャイン水族館飼育スタッフの靏見綾さん(つるみ・あや)は「志摩マリンランドからやってきた、とても珍しい 金・銀・銅のオニオコゼ を期間限定で展示します。元気な姿を皆様に見てもらえてうれしいです。ぜひこの機会にご覧ください」とメッセージしている。



 サンシャイン水族館は、オニオコゼのほかにも、ミズクラゲ、カブトクラゲ、マツカサウオ、オーストラリアマツカサウオ、ヒカリキンメダイ、オオイボヤギなど、約10種372点の 生き物を 志摩マリンランドから譲り受けた。



 水族館同士のつながりを通じて新たにサンシャイン水族館の仲間となった生き物を 、 大切に飼育していくことはもちろん、これまでにその生き物と関わられた同志の意志を継ぎ、水族館の1つの役割でもある、種の保存に努めていく。

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