
【映画】
映画『ジャングル・クルーズ』ディズニーランド・パーク内で“有観客”ワールドプレミア

米カリフォルニア・アナハイムにあるディズニーランド・パークで現地時間24日(日本時間25日)、同パーク内にもある人気アトラクションから誕生した実写映画『ジャングル・クルーズ』(7月29日より映画館&7月30日よりディズニープラス プレミア アクセスにて公開※プレミア アクセスは追加支払いが必要)のワールドプレミアが開催された。
【写真】大勢の観客を集めて実施されたワールドプレミアの模様
会場となったアナハイムのディズニーランドにはレッドカーペットが敷き詰められ、ディズニーのカチューシャやキャップを被ったファンが見守る中、ミッキーマウスやミニーマウスたちも登場。
クルーズ船に乗ってジャングルを探検する人気アトラクション「ジャングルクルーズ」から誕生した本作で、船長のフランクを務めたドウェイン・ジョンソン、ジャングルに探検に乗り出す女性博士リリーを演じたエミリー・ブラントの2人が、アトラクション“ジャングルクルーズ”に乗って、スキッパ―たちから歓迎の祝福を受けながら登場。映画の中から飛び出してきたような、ディズニーランドでしか実現できない豪華な演出に会場は大いに湧いた。
始終笑顔で、仲良くインタビューに答える2人の姿は、協力し合いながら冒険を乗り切ろうとする劇中のフランクとリリーそのもの。イベントでも抜群のコンビネーションを見せつけた。
エミリーは「ワクワクするし、それでいてとても温かい、開放的な気分にさせてくれているわ。こうやってみんなで集まることがまたできて、とても素晴らしい気分だわ」と、高揚。
アトラクションから生まれた作品に出演することが夢だったというドウェインは「本当に夢がかなった気分だよ。俳優の仕事をはじめたころ、『パイレーツ・オブ・カリビアン』を見て、“ああ、いつか僕もあんなアトラクションをベースにしたあんな映画ができたらいいなあ”と思った。それが見て、こうやって最高の俳優陣と一緒に作品を作ることができて、みんな素晴らしい仕事をしてくれて、こういう場を持てて、夢がかなった気分。こうしてコロナ禍を乗り越えて、向こう側に行こうとするときに、こういう場を持ててとても特別な気分さ」と、長年の夢がかなった上に、ファンとイベントができた喜びを熱く語った。
監督のジャウム・コレット=セラは「我々が今回手掛けたのは、ずっと長く愛されてきたアトラクションから誕生して、人々が50年も60年も楽しんできたものです。家族で楽しんできたこのライド、新しく生まれてきた赤ちゃんでもおばあちゃんでも同じように楽しめます。私たちの作った映画もそのようなものになっていることを願います」と本作への想いを明かし、「家族全員で見てもらえるような映画なので、こうしてちゃんとしたプレミアをここで開くことができ、家族がここにいっしょにここに来て、ファンの人たちも集まって、それでみんなで体験することができて、この長い冒険の旅を終わらせるのにふさわしいと思います」と世代問わず楽しめる魅力を力説していた。
同パーク内でワールドプレミアが開催されるのは、『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』(2017年)以来。キャストとファンの笑顔あふれる幸せな光景がディズニーランドに広がった。コロナ禍の状況になってディズニースタジオ配給作品で初めてファンを交えて開催されたイベントでもあった。