【音楽】
Wakana、不朽の名作アニソンをカバー クラシックホールで美声響かせる

『Wakana Anime Classic 2021』撮影:河上良


 歌手のWakanaが15日、大阪・住友生命いずみホールで『Wakana Anime Classic 2021』公演を開催。荘厳なクラシック音楽専門ホールを舞台に、アニメの名曲を存分に届けた。



【写真】熱唱するWakana ライブの様子



 冒頭、ピアノ・バイオリン・チェロ奏者に続いて純白のロングドレスに身を包んだWakanaが大きな拍手に迎えられ登場。両手を大きく左右に広げて一礼した後、オープニングとして『魔女の宅急便』より「やさしさに包まれたなら」、『天空の城 ラピュタ』より「君をのせて」と、ジブリ映画を代表する人気の2曲を披露。温かで伸びやかな彼女の歌声が高い天井を誇るホールの上から降り注いでくるよう響いた。



 「大阪のみなさんお久しぶりです。昨日から雨がすごく降っていて…無事に皆さんが来られて良かったです。今日はアニメの名曲、そして心の中の思い出の曲もお届けできるかもしれません。最後までよろしくお願いします」との挨拶を挟み、次の曲へ。『となりのトトロ』の劇中歌「風のとおり道」や『紅の豚』から「時には昔の話を」など、ジブリ作品の名曲をクラシックアレンジで歌っていった。



 後半は大江千里が発表し、新海誠監督『言の葉の庭』で秦基博がカヴァーした「Rain」でスタート。男性目線でつづられた歌詞ながら、女性ならではのしなやかさをたっぷり効かせつつ、本当に届けたい言葉に力強さを加えているのがとても印象的に響く。また、『シティーハンター』から「Get Wild」、さらに『天気の子』から「愛にできることはまだあるかい」など幅広い時代とジャンルの選曲で会場を魅了した。



 アンコールで披露したのは『ドラえもん のび太のドラビアンナイト』のエンディングテーマ「夢のゆくえ」。「武田鉄矢さんが書く詞がとても素敵な世界で、その音楽でより深く作品を胸に仕舞い込めるような曲です」という紹介とともにファンタジー感溢れる世界観でこの日のステージを締めくくった。



 『Wakana Anime Classic 2021』東京公演は9月4日に行われる。

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