【エンタメ総合】
松本まりか、悩み多き“レス妻”役で連ドラ主演「派手な出来事はないのにドラマティック」
デビュー21年目にしてORICON NEWSの「2021年 上半期ブレイク女優ランキング」1位に輝いた松本まりか(36)が、ABCテレビの10月期のドラマL『それでも愛を誓いますか?』にて主演を務めることが発表された。“愛する夫から女として求められていない妻” “満たされない何か”に悩み、揺れ、葛藤する35歳の女性を、リアルに等身大に演じる。
【画像】原作者・萩原ケイク氏のイラストコメント
原作は、電子コミックサイト「めちゃコミック」で2020年上半期総合1位&年間総合2位を獲得した同名コミック(著:萩原ケイク/双葉社)。夫と結婚してから専業主婦として生きてきた主人公・純須純(すみす・じゅん)が、「子どもを産むリミット」「夫に養われ自立できない不安」「30代の再就職」「途切れない夫婦の営みへの憧れ」といった”35歳の壁”と直面。30代夫婦が抱く悩みや葛藤を、真正面からリアルに描いた“大人の恋愛ストーリー”。
30代の半数以上がセックスレスだといわれている現代。あるあるにも関わらず、今まであまり触れられてこなかった夫婦の関係。“妻だけED”という女性にとっての大きな寂しさを抱え、想い合っているのに満たされない…そんな自分自身を愛せていない女性が悩み、模索していく姿を繊細に描く。
女を武器にした魅惑的な女性の怪演ぶりが話題になってきた松本が、これまでとは正反対の女性像をどう演じるのか。
松本は「『この作品は私の人生を賭けたものです』という、原作に記された萩原ケイク先生の言葉が、心から離れません。それほどの想いが宿った作品を託していただけたことに感謝し、今まで経験してきた感情や痛みや喜び、その全てを注いで演じたいと思います」と、コメント。
作品の見どころとして、「これまであまり描こうとしてこなかった、言語化できない微細な感情や、触れてはいけない“人の聖域”のようなものにスポットライトを当てたドラマです」と語り、「この作品は、劇的な何かがあるドラマではありません。人が殺されたり、ドロドロの不倫をしたり…そういった派手な出来事は起きないのに、なぜかこの作品では、何気ない日常こそがドラマティックで。撮影では、小さな幸せの発見の連続です」と、伝えている。
監督は、是枝裕和氏が立ち上げた製作者集団「分福」に所属する広瀬奈々子。是枝監督と西川美和監督の監督助手を務めた後、2019年に自身のオリジナル脚本『夜明け』で映画監督デビューを果たした。
脚本は、東京藝術大学大学院映像研究科映画専攻で脚本家・坂元裕二氏に師事した後に活躍のフィールドを広げている、兵藤るり、鈴木史子、川原杏奈の若手女性脚本家が執筆を担当。広瀬監督とともに、全話のプロットから仕上げまでを共同制作するというスタイルで脚本が作り上げられた。最終話はドラマオリジナルのものとなる。
■放送情報
ABCテレビ(関西):10月3日スタート、毎週日曜 後11:25
テレビ朝日(関東):10月2日スタート、毎週土曜 深2:30
※ABCテレビでの放送後、TELASAにて独占配信(TVer/GYAO!での見逃し配信を除く)