【映画】
田中みな実初主演『ずっと独身でいるつもり?』市川実和子、松村沙友理、徳永えりら出演
女優でフリーアナウンサーの田中みな実が映画初主演を飾る『ずっと独身でいるつもり?』(11月19日公開)で、主人公と同じように自分にとっての「幸せ」をさがすそれぞれ年齢・境遇の異なる女性たちを、女優の市川実和子、先月乃木坂46を卒業したばかりの松村沙友理、女優の徳永えりが演じることが発表された。
【画像】バックハグなど初公開の場面写真
現代を生き抜く女性の抱える不安、寂しさ、希望をていねいに描いたおかざき真里の同名漫画を、『おいしい家族』『君が世界のはじまり』などのふくだももこ監督が実写化。田中は、36歳、独身、10年前に執筆したエッセイから一躍有名作家となった主人公・本田まみを演じる。
女性の幸せの価値を赤裸々に綴り、読者の支持を得たが、それに次ぐヒット作を書けず作家として迷走中にあるまみ。自身の年齢に対して事あるごとに周囲から「ずっと独身でいるつもり?」と心配されている、という役どころ。
市川は、まみが以前出版したエッセイの愛読者であり、独身である自分の生活に誇りを持ちながらも、周囲からの目や元彼の存在に振り回される由紀乃を演じる。役柄について市川は「全然キラキラなんかしてないし義務的に、いわゆる『女子』を保っている、というか。伸び伸びと、人に見せない女の裏側を演じることができました。その空気を楽しんでもらえたらうれしいです。由紀乃って、なんだかバランスが悪くて、考え方も行動もいろんなところが極端で。そんなところが演じていて面白かったです」と、コメント。
松村は、ギャラ飲みやパパ活など華やかな世界に生きるも、若さを失うことにおびえる、原作にはないオリジナルキャラクターの美穂を演じる。「私にとって美穂は身近とは言い難い世界の子で、どう演じていいのか悩みました」と松村。ふくだ監督からは「美穂を生きてほしい」との指導があったといい、「何度も何度も挑戦させていただいて、スタッフさんにたくさんアドバイスをいただきながら今私にできることを精一杯やらせていただきました」と、新たな一歩を踏み出した。
また、徳永は「とあるインタビューで、30代に突入した直後『好きなタイプは?』という質問から『結婚は考えてますか?』と具体的な質問にあからさまに変わったことに衝撃を受けた」経験があるそう。本作では結婚し子どもにも恵まれ、丁寧な暮らし系インスタグラマーとしてもてはやされるも、自分らしさを失っている生活に悩む彩佳を演じる。「きっと側からみると幸せに見えるし、本人も幸せであることを自覚しています。だけどやっぱり何かが足りなくて、寂しくて。演じる際はその何かを明確にはせず、物足りなさを抱えたままお芝居をしようと臨みました」と、話している。
このほか、まみの年下の彼氏役で稲葉友、彩佳の夫役で松澤匠、まみがコメンテーターとして出演する配信番組のプロデューサー役で山口紗弥加、同番組のMC役で藤井隆、まみの唯一の理解者で自由人の伯父役で橋爪淳、まみを優しく心配する母役で筒井真理子が出演する。
まみが恋人からバックハグをされるも浮かない顔をしているショットや、意味ありげに天を仰ぐ由紀乃、パパとの食事会で楽しそうに微笑む美穂、夫に明るく話しかける彩佳などを切り取った場面写真が8点も初解禁された。