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岡本圭人、父・健一は「子どものころから尊敬」 念願の共演に「ドキドキ」

念願の親子共演を果たした(左から)岡本健一、岡本圭人 (C)ORICON NewS inc.


 俳優の岡本圭人と岡本健一親子が30日、東京芸術劇場で行われた舞台『Le Fils(ル・フィス)息子』フォトコール&取材会に出席。圭人にとっては「夢だった」と語る親子共演がかなうことになり「すごくドキドキしています」と初日を迎えた心境を語った。



【写真】岡本健一と岡本圭人の壮絶な言い争いのシーン



 圭人は「まず初日を迎えられたことが奇跡的なことで、感謝しています。初日が終わった後に、どんな景色がみえてくるのかワクワクしています」と本番を心待ちにした。健一は「昔から(共演が)夢だったと言っていたので、『早く叶えたほうがいいのでは?』と思いましたし、これで叶いましたね。夢はどんどん消化していったほうがいい」と息子の背中を後押しした。



 また、父のどのようなところが尊敬できるか聞かれた圭人は「舞台が始まる前に『俳優として見ていく』と言われました。子どものころから尊敬していた役者さんでもあるので、そう言ってもらえたのはうれしかったですし、かっこいいですよね(笑)」と言うと、健一は「家で言えばいいじゃん!」と照れくさそうに微笑んだ。



 さらに、お互いが決めたルールについて、圭人は「朝は別々に入って、帰りは一緒にしました。好きな音楽の話をしたり、今までの人生でここまで親子でかかわって話したりしなかったので、すごくすてきな時間を過ごさせてもらっています」と感無量な様子を見せた。



 健一は「舞台を成功させる。お客さまに特別な時間を届けたいということが大前提にありますから」とし「(親子のルールを決めたことで)みんなが見たことのない衝撃を与えたり、提示していきたいという思いがありました。ぜひ、見に来ていただければ」と観客のために、やるべきことをしっかりとやってきたことを伝えた。



 同舞台は世界13ヶ国で上演され、タイムズ紙をはじめ各紙で絶賛された傑作。若手劇作家・フロリアン・ゼレール氏の脚本、ラディスラス・ショラー氏の演出で送る東京芸術劇場の企画第2弾。今回が日本初演となる。ゼレール氏の『家族三部作』の3作目となり、最も悲劇的で普遍的と言われる今作は、思春期の絶望と不安にさいなまれながら必死にもがく息子と、愛によって息子を救おうとする父親を描く、家族の物語。



 舞台単独初主演の圭人が、家族が離れ離れになったことからショックを受けて、何に対しても興味が持てなくなってしまった17歳のニコラを演じる。健一は、ニコラの父・ピエール、ニコラの実の母・アンヌを若村麻由美が担当する。



 上演は、きょう30日から9月12日まで同劇場にて。その後、北九州、高知、能登、新潟、宮崎、松本、兵庫でも開催される。

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