【エンタメ総合】
テレ朝、日曜夜10台に新番組『くりぃむナンタラ』 新旧企画をアップデート「引退するまで続く番組に」

新バラエティー番組『くりぃむナンタラ』がスタート(C)テレビ朝日


 お笑いコンビ・くりぃむしちゅーによるテレビ朝日系の新バラエティー番組『くりぃむナンタラ』(毎週日曜 後9:55)が、10月よりスタートすることが決定した。現在、同局で放送中の『にゅーくりぃむ』(毎週火曜 深1:56)での「人間インストール」や「こっそり楽屋選手権」などがさらなる進化を遂げ、長きにわたって、根強いファンから支持されてきた“くりぃむシリーズ”が、13年ぶりプライム帯の全国放送を果たす。



【写真】新番組に向けて…さわやかな表情を浮かべるくりぃむしちゅー



 新企画開発プロジェクトの一環として、『にゅーくりぃむ』では、8月31日から3週にわたって『くりぃむさん! 夜10時台でこれやるべきです!』と題し、『くりぃむナンタラ』で復活させたい名(迷)企画のプレゼン大会を実施。深夜時代の常連・河本準一(次長課長)、徳井健太(平成ノブシコブシ)、そしてくりぃむしちゅーを敬愛する芸能界随一のくりぃむ通・カカロニが、『くりぃむナンタラ』に持っていくべき名作にかかわらず、上田晋也と有田哲平がすっかり忘れてしまっているという企画を掘り起こし、熱烈プレゼンを行う。



 待望の新企画とともに、さまざまな場所に赴き、そこにある間違いを“ビンカンに”察知して見つけ出すことができるかを競う『ビンカン選手権』や、審判・有田のもと、上田が男性ゲスト陣とともにミニスカートを着用し、パンツが見えないよう陸上競技に挑む名物企画『ミニスカート陸上』、さらにくりぃむしちゅーがタレントを遠隔操作する『人間インストール』、逆に上田&有田が後輩芸人に遠隔操作され、体を張った仲良しコントを繰り広げる『こっそり楽屋選手権』など、長年のファンから根強い人気を誇る企画も夜10時台に向けて続々アップデートされる。



 現在、同枠で放送中の『爆笑問題&霜降り明星のシンパイ賞!!』は9月をもって終了となる。新番組のスタートを前に、くりぃむしちゅーの2人がコメントを寄せた。



■上田晋也



――深夜から続く“くりぃむシリーズ”への思い、そして日曜夜10時台で『くりぃむナンタラ』がスタートするにあたっての意気込みをお聞かせください。



僕らが学生時代や芸人になったばかりの頃って、誤解を生む言い方かもしれませんが…こういうくだらない、何の足しにもならない番組がいっぱいあったんですよ(笑)。そして、僕らはそういうのがやりたくて芸人になったんです。だからいまだに、こういうバカバカしくて何の足しにもならない(笑)、「デジタル放送でお送りする意味あるのか!?」という番組をやらせていただけるというのは、本当にありがたいことですよね。60歳、70歳になってもこれができていたら「芸人になって、くだらないことをずっとやらせてもらってよかったな」と言える番組になるので、長く続けて、僕らの金字塔になればいいなと思います。



『くりぃむナンタラ』は、日曜夜10時台といういい時間帯で、お笑いにガッツリ寄った内容をやらせていただけるということなので、楽しい番組を作っていきたいなと思います。日曜の夜といえば、これを見て寝るのではなく、もうちょっと後に見てほしいスポーツ番組もありますし(笑)、僕、16年半くらい裏番組(『おしゃれイズム』)に出ていたんですよね。それが終わるやいなや「オマエ、もう裏に行くのかよ!」と言われてしまうかもしれませんが(笑)、とにかく楽しい番組にしたいですね。



――『くりぃむナンタラ』でやってみたい企画はありますか?



子どもたちは、僕が進行をやっている番組には全然興味をもたないんですが、『ミニスカート陸上』は、「お父さんの仕事の中で一番いい」と、ほめてくれます(笑)。自分でやっていてもバカバカしくて楽しいんですけどね。『ビンカン選手権』は、“in京都”など、壮大なスケールでやったりもしましたけど、僕は初期の頃のしょぼいのも好きなんですよ(笑)。そういうしょぼいのも含め、久々に『ビンカン選手権』をやってみたいですね。



■有田哲平



――深夜から続く“くりぃむシリーズ”への思い、そして日曜夜10時台で『くりぃむナンタラ』がスタートするにあたっての意気込みをお聞かせください。



僕らが海砂利水魚からくりぃむしちゅーに改名して、初めてのレギュラー冠番組が『くりぃむナントカ』なんですよ。深夜から始まって夜11時台へ、そして一旦お休みした時にも「いつかまたこんな番組をやりたいね」と熱く語っていたんですが、スタッフの皆さんが一生懸命頑張ってくださって、数年後に深夜でひっそりと『SOFTくりぃむ』が始まりました。そこから名を変え、品を変え、『GORIGORIくりぃむ』『GARIGARIくりぃむ』『GURIGURIくりぃむ』…と、いろいろあって『くりぃむナンチャラ』になり、これが長く続いたんですよね。そして今の『にゅーくりぃむ』、次の『くりぃむナンタラ』になるわけですから、すごく歴史があるシリーズで、本当にいろんな思いが詰まっています。ずっと見てくださっているファンの方もいらっしゃいますし、僕らの思い入れも相当強いので、引退するまで続くような番組にしたいですね。



日曜夜10時台ということで、『くりぃむナンタラ』は、より多くの方に見ていただける番組になると思います。休みが終わって「明日から仕事だな…最後にテレビでも見て寝るか」というちょうどいい時間なので、次の日からの仕事の活力になるような、面白い“お笑い”を届けられたらいいなと思っています。



――『くりぃむナンタラ』でやってみたい企画はありますか?



僕らが人を遠隔操作する『人間インストール』も成功した例はすごく面白いんですが、失敗もたくさんあるんですよね…(笑)。実は、『くりぃむナンタラ』が始まるにあたって、『にゅーくりぃむ』でも、“僕らは忘れているけど実はこんな楽しい企画があったので10時台でやりませんか?”という企画をやるんですよ。だから、きっと「あれをやりたい!これもやりたい!」というのが続々と出てくる気がしています。新企画はもちろんのこと、そういう過去の面白い企画も随時実現していけたらいいなと思いますね。

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