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小2の“中間反抗期”を描いたママの投稿に共感の声「うちも同じ」「わが子コレだわ!」

小2長男の子育てに悩む母の思いに共感の声が(画像提供:星田つまみ)


 6歳差の兄弟を育てる星田つまみさん。彼女が描いた「中間反抗期」の育児漫画がTwitterで多くのいいねを集めた。次男(2歳)のイヤイヤ期と比べ、複雑な長男(小2)の心の成長に戸惑うエピソードを投稿すると、同じ状況に悩む親御さんたちから共感の声が。普段はクスっと笑える漫画もSNSで公開している星田さんが、深い悩みを投稿した理由や年の差育児について聞く。



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■全9話につづられた育児の悩み 読者が「中間反抗期」を知るきっかけにも



――投稿でも紹介されている通り、お子さんは6歳差の兄弟ですよね。それぞれの性格を教えてください。



【星田さん】小2の長男は、すごく感受性が豊かで対人関係においては臆病なところがありますが、体を動かすことは好きでアクティブな男の子です。次男は、言葉の発達が遅く心配していましたが、その他の脳の発達はすさまじくあざとい、悪賢い、そんなところがあります。あと、驚異的なまつ毛の長さです(笑)。



――投稿の題材にもなっている、お兄ちゃんの“中間反抗期”に気づいたきっかけは?



【星田さん】6歳差なので、私としてはとても余裕のある2児育児の始まりだったのですが、長男が小学校に上がってから、少しずつ性格面で対応しづらいことが増えて…。話を聞いてくれなかったり、イライラしていたりと「赤ちゃん返り」かな? と思っていましたが、ネットや本で調べるたところ「中間反抗期」というのがあることを初めて知りました。



――2歳前後に起きる「第1次反抗期」の次が、小学校低学年から中学年に起きる「中間反抗期」といわれていますよね。漫画にして投稿した理由は?



【星田さん】自分の中で理解するためにまず、漫画としてまとめることを思い立ちました。もしかしたら、私のように同世代の子が育児に悩んでいるけどこの反抗期の存在を知らない親御さんもいるかもしれない…と思い、SNSで発信することを考えました。



――全9話の投稿となった「中間反抗期という名の成長証明書」ですが、たくさんの共感コメントがつきました。感想をお聞かせください。



【星田さん】InstagramとTwitterで公開ましたが、本当にたくさんの親御さんから共感のお言葉を頂戴しました。その多くに「知らなかった」「わが子(の態度)コレだわ!」という反応があり、やはり私のように知らないで「自分の育児の何が悪かったのか」と悩んでいた方が多かったのだとわかりました。



――「知れてよかった」「救われた」との声もありましたね。



【星田さん】はい。私もまだまだ理想的な対応にはほど遠く、日々の悩みは尽きなかったので、そういった言葉をいただいて救われた気持ちにさせてもらいました。



■育児漫画は“あの時の自分を救えた気持ち”に



――育児漫画を描き始めたきっかけを教えてください。



【星田さん】長男が小さい頃は、育児にまったく心の余裕がなく漫画を描いたりなんて考えなかったのですが、次男出産後の育休中は少し余裕があり、よく見ていた育児漫画を描いてみようかな? となりました。泣いたこと笑ったこと、かわいかった出来事を「忘れたくない」という思いが描き始めた1番の理由です。



――SNSに投稿する漫画を描くうえで心がけていることはありますか?

【星田さん】マイルールとしては、登場するのが実在の人物であることを常に意識して、パーソナルな部分の身体的特徴や必要最低限の個人情報は明かさないように心がけています。兄弟の誕生日も個人特定の可能性があるので明かしていません。



――子育てと仕事の両立でお忙しいかと思いますが、それでも発信し続ける理由を教えてください。



【星田さん】育児に悩む親御さんから「参考になった」「おかげで対処できた」といった言葉をいただくことがあり、自分も長男が赤ちゃんの頃は育児ノイローゼ気味の闇にいたので、同じ状況の親御さんに対して、ほんの少しでも手を差し伸べられるような…。自分の漫画が役立っているという声には、あの時の自分を救えた気持ちになるのだと思います。ですので、これからも遅筆ながらも続けていきたいです。



■仲良し兄弟に育ってくれるわが子 「大好き」を毎日言葉で伝える



――兄弟仲の良い様子投稿から伝わりますが、6歳差育児はどうですか?



【星田さん】妊娠中から出産後も、長男にはほとんど手がかからずどちらかと言うと「お手伝い」してくれる立場で頼りになりました。次男はとてもお兄ちゃん子です。歳が離れている分、激しくケンカということにもなりにくいので、これからも仲良し兄弟でいてくれそうです。



――歳が離れているからこその悩みもありますか?



【星田さん】歳が近ければ出かける先も悩まずに済みますが、6歳も離れると遊園地へ行っても乗れる乗り物が全然違うし、観るテレビや映画も違うし、休日の過ごし方は頭を悩ませます。



――子育てで心がけていることがあれば教えてください。



【星田さん】長男が小さい頃には、自分の心に余裕が無さ過ぎてあまり出来ておらず今とても後悔していることなのですけど、「かわいい」「大好き」という気持ちを言葉にして毎日子どもに伝える、事あるごとに伝える、嫌がられても伝えることを、今はすごく大事にしています。



――なかなか自由のきかない毎日ですが、コロナが収束したらやりたいことはありますか?



【星田さん】「大好きな沖縄に行こう、いっぱい遊ぼうね」と、子どもたちに話していて、それを楽しみに今はとにかく節約に尽力しています。ここまでたまったらあのホテル泊まろうとか、あのレジャーしようねとか。



――お子さんたちも沖縄を楽しみにしていますか?



【星田さん】長男は小さいころから毎年行っていたので、また行きたいと意気込んでいます。次男は「おちな~?(おきなわ)」といった感じで全然わかっていませんが、また毎年好きなところに行ける日々が戻ってくる希望をもって、この夏はお家プールで我慢しています。



――最後に、今後の目標があれば教えてください。



【星田さん】描くことと家事育児と仕事とをバランスよく保って続けていけたらいいなと思っています。自分のエッセイや創作などで描くことは続けたいですね。

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