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【青天を衝け】山崎育三郎、吉沢亮の“男臭さ”に「渋沢栄一を感じる」

俳優の山崎育三郎がこのほど、大河ドラマ『青天を衝け』(毎週日曜 後8:00 総合ほか)の合同インタビューに応じ、本作で演じている伊藤博文について、そして明治以降かかわりを深めていく渋沢栄一役の吉沢亮との共演について、語ってくれた。
【写真】男臭さを見事に体現している吉沢亮
山崎が演じる伊藤は、長州藩出身で、イギリス公使館焼き打ち事件を起こした攘夷派の志士であったが、井上聞多(福士誠治)とともにロンドンに留学してから一転、開国論者に。維新後は新政府に出仕し、大蔵少輔として栄一の上司となる。主に貨幣制度の改革に注力し、やがて初代内閣総理大臣に出世する。
誰もが知っている“伊藤博文”という人物について、山崎は「年下、年上と年齢関係なく人をつなげていく人物。人と人とのつながりを大事にして、フットワークも軽い。彼がいることで話がまとまっていくこともあります。真面目そうなイメージもありますが、すごく泥臭く、男臭く、感情で動いてしまうような人だと思っています。」と演じている中で、魅力を感じとっているという。
「いまで言うと、プロデューサーのように客観的に見て、いろんな人をつなげる。人の懐に入るのもうまいですし、伊藤自身が優れた才能を持つというよりは、コミュニケーション能力が高く、人とのつながりを大事にする。そして、国のためにどう生きるかを本気で考え、そのために生きている」と役柄を分析する。
栄一との出会いについては「伊藤も熱くて泥臭い男で、公使館焼き打ちだったり攻撃的な部分もある。栄一もそういう経験を持っているので『同じ魂を持っているのではないか?』と、そこで彼に興味を持っていく」と今後の展開を明かす。
栄一を演じる吉沢とは2018年に公開された映画『レオン』以来の共演となるが「そのときは若くてきれいな美青年という印象でしたが、今回久しぶりにお会いしたら渋沢栄一にしか見えないんですよ。以前から変わらず男前できれいですけど、もともと持っているものがすごく男臭い」と栄一そのものに見える吉沢を絶賛する。
「僕自身もミュージカルをやって、連続テレビ小説『エール』ではプリンスと呼ばれている役をやりましたが、(吉沢と)共通点があって男4人兄弟なんです。話していて相性が合いますし、彼が持っている根性や男臭さは、本来の渋沢栄一に近いものを持っていると感じます。渋沢栄一にしか見えないですし、男から見てもかっこいいですよね」と男らしい吉沢の姿に感嘆していた。