【映画】
志尊淳、渋谷で“ゲリラ”取材も「10人くらいに無視されました」
女優の有村架純(28)と俳優の志尊淳(26)が16日、都内で行われたドキュメンタリー映画『人と仕事』(10月8日公開)完成報告トークイベントに登壇した。
【動画】志尊淳、渋谷で無視され続けた苦い思い出を告白
本作は、有村と志尊が、新型コロナウイルスに打ちひしがれた日本の職場で働く「エッセンシャルワーカー」と呼ばれる保育士や介護福祉士、農家や、声なき仕事人たちの現状をレポートしたもの。2人は、役ではなくそのままの自分としてスクリーンに登場し、さまざまな職業を体験し、演技ではなく、ありのままの言葉や表情で、職場が直面する問題に触れ、現代社会の陰影を浮き彫りにする。
2020年9月某日の午前2時、渋谷の街を志尊が歩きながら、ゲリラ的に街頭インタビューを行う光景からスタートする本作。
メガホンをとった森ガキ侑大監督と渋谷を訪れたという志尊は「10人くらいに無視されたんです。それが心が痛くて…。見向きもされなかったです。『なんですか?』という顔で見られたり。こういう気持ちで街頭インタビューをされているんだなと。メンタルがもたないので『帰りたいです』と言ってました」と当時を振り返った。
それでも、本作を通して、普段はインタビューを受ける側から“する側”となったことで「僕は、自分に興味を持っていただいたり、好きなものや作品を知っていただけるとうれしいので、その方の職業を調べるなど、できる限りをするようにしました」と自分がされてうれしいことを実践。取材を通して「インタビューをしてくださっている方に感謝だなと思いました」とも語った。
有村は「相手の方に興味を抱くことを大事にして、そこから話を広げられればと思いました。とにかく寄り添うだけでした」と意識したことを話した。