【エンタメ総合】
SKY-HIクラファン わずか35分で目標1億円達成 BE:FIRSTら育成・制作費に充当

SKY-HIが所属アーティスト育成・制作のため1億円を募るクラウドファンディングをスタートさせ35分で達成


 ラッパー/ソングライターのSKY-HI(日高光啓)が、私財1億円を投じて開催したボーイズグループ発掘オーディション『THE FIRST』出身アーティストに、さらに1億円の育成・制作費をかけるためのクラウドファンディングを23日午後6時からスタート。開始わずか35分で目標額1億円を達成した。



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 SKY-HIは自身のツイッターで「開始から35分で一億円達成しました…皆様本当にありがとうございます泣」と感謝。「即時的な人気やバズで終わらない、ちゃんと志のある、理念のある、美学のある、カルチャーとしての音楽マネジメント/レーベルの興成を誓います!!」と改めて宣言した。



 同オーディションからは、8月13日に7人組ボーイズグループ「BE:FIRST」(ビーファースト)が誕生し、同16日にリリースされたプレデビュー曲「Shining One」はオリコン週間デジタルランキング2冠、YouTubeでのMV再生回数は2週間で1000万回再生を突破(現在は1500万回再生)するなど破竹の勢い。いよいよ11月3日にシングル「Gifted.」でメジャーデビューすることも決定している。



 SKY-HIはBE:FIRSTが所属するマネジメント兼レーベル「BMSG」の代表取締役CEOを務める。同社は、昨年9月に設立され、二期目に入ったばかり。SKY-HIはオーディションのために1億円の私財を投じたが「大きなインカムもないまま番組制作で1億円を使い果たし、BE:FIRSTの今後のMVや楽曲制作のためにそろばんを弾いていたらもう1億円がかかり…いよいよお金がなくなってしまいました」とクラウドファンディングに踏み切った理由を正直に打ち明けている。



 使途は「BE:FIRSTの制作費の増額」「BE:FIRSTの今後のツアーの制作費の増額」「Aile The Shotaの制作費の増額」「BMSGトレーニーの育成費用の増額」「世に出るための新規プランの作成及び運営、全てに伴う新規社員の雇用」「お返しの製造費、送料(クラウドファンディング掲載手数料は無料)」。目標金額を上回った場合は、上記の各用途に追加して充当するとしている。リターン(お返し)として、ここだけでしか手に入らない限定グッズの数々が用意されている。



 現在、BMSGの役員は代表取締役のSKY-HIのみで、前期と今期の役員報酬を0円に設定していることから「皆様からお支払いいただいた金額が自分の懐に入る可能性はありません」と断言。今回のクラウドファンディングやこれまで得てきた収益もすべて、BE:FIRSTおよび『THE FIRST』出身アーティストやトレーニーのためだけに使うとした。



 SKY-HIは「もしTHE FIRSTやBMSGを面白いと少しでも思ってくれたら、どうかお力をお貸しください!必ずここから生まれる作品や新しいアーティスト、グループの魅力で、あのとき応援してよかった、と思っていただける時代を作ることを約束します!」と呼びかけている。



■SKY-HIコメント



正直、”クラウドファンディング”という名称を使わずにグッズの作成などで利益を出す方が芸能事務所としては美しく見えるのかもしれません。自分も悩みました。



しかし、嘘、演出、台本、政治の一切を排除して作成し、放送したからこそTHE FIRSTは反響をいただけたのだと思いますし、取り繕ったりせずに素直に皆様にお願いをすることの方が自分らしい、BMSGとして正しいと思いました。



逆に、上がったバリューを使い大手事務所と提携したり、資金源を大きな会社に頼ることで決定権を委ねてしまうことは、BMSGとして正しくないと判断しました。



既存の成功に倣うのではなく、新しい成功の形を、カルチャーの芽吹きを育成するためには、打ち出していくこちら側が正直であること、そして一方的ではなく応援してくださっている全ての方と共に作っていくことを大切にしたく、ストレートにお願いする事にしました。



「いよいよ私財が無くなってきました!もしTHE FIRSTやBMSGを面白いと少しでも思ってくれたら、どうかお力をお貸しください!必ずここから生まれる作品や新しいアーティスト、グループの魅力で、あのとき応援してよかった、と思っていただける時代を作ることを約束します!」



株式会社BMSG 代表取締役

SKY-HI

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