【アニメ】
『AD-LIVE』榎木淳弥&森久保祥太郎、セミの“生きる意味”考える 【埼玉公演2日目昼レポート】
声優・鈴村健一が総合プロデューサーをつとめ、人気声優が多数出演する即興舞台劇『AD-LIVE 2021』(アドリブ)。三郷市文化会館で26日に埼玉公演2日目が行われ、榎木淳弥、森久保祥太郎がメインキャストとして出演、鈴村健一がユメノスケ(「夢之助本舗」のマスコットキャラクターでありサポートAI)のキャラクターボイスとして出演した。昼・夜の2公演が行われ、ここでは昼公演一幕の一部をレポートする。
【写真】リアルな”セミ衣装”を着る榎木淳弥!苦笑いの森久保祥太郎…昼公演オフショット
昼公演は、来店した人の夢をお手伝いし、かなえていくという「夢之助本舗」を舞台に、スタッフ役の鈴木誠(森久保)とミンミンゼミ(榎木)の物語が展開。7日前に生まれたばかりだが、余命はあと3日というミンミンゼミは、“なぜ生きているのか?”自分の存在意義を教えてほしいとお店を訪れた。
まさかの人ではなくセミの来客に驚く鈴木とユメノスケ…。難しい案件になったが、鈴木は自分の恩人からの言葉を流れるようにラップ調で伝えたり、夢をサポートするアイテムを様々用意し、バディとして彼に一生懸命寄り添うのであった。
虫取り網、猫のぬいぐるみなどのアイテムに反応するミンミンゼミ。どうやら家族が全員死んでいる彼にとってはトラウマがある様子。なかなか、自身の生きる意味を見つけることができず悩む中、ある人物の一言、脱皮の抜け殻がきっかけで急展開を迎える。
なぜセミが喋るのか?果たして生きる意味は見つかったのか?より今まで以上に予測不可能な“本音”の結末は、各配信サイトの見逃し配信(29日まで)や2022年4月20日発売のBlu-ray&DVD第4巻で確認を。
■『AD-LIVE 2021』公演概要
『AD-LIVE』は、大まかな世界観と舞台上で起こるいくつかの出来事が決められているだけで、出演者のキャラクター(役)、セリフは全てアドリブで紡がれる。何が生まれるのかわからない要素と、予め決まっているいくつかの出来事の化学反応により、その日その瞬間、その場だけの感動と衝撃のドラマが生まれることが、人気となり、今年で13年目を迎える。
今年のテーマは「if~建前と本音~」。「もし、あのときの選択が違ったら人生はどうなっただろう…」。そんな誰もが思い描く「if」の世界を二幕構成で展開する。物語は一幕、二幕ともに同じ設定で展開されるが、キャストは一幕では「建前」を、そして二幕では「本音」を演じる。さらに演出ギミックや一幕のオチはくじによって決められる。
今後の公演もあり、大阪公演(メルパルク大阪)の10月9日は下野紘、前野智昭、10月10日は蒼井翔太、安元洋貴が出演。会場のほか、全国の劇場、香港、台湾でのライブ・ビューイング、各配信サイトでのライブ配信も実施している。また2022年3月16日、4月20日、5月18日に各2巻ずつでBlu-ray&DVDが発売される。※木村昴&杉田智和、諏訪部順一&吉野裕行が出演した東京公演(J:COMホール八王子)、畠中祐&八代拓が出演した埼玉公演1日目はすでに終了。