【エンタメ総合】
ジェニーハイ、初のアリーナ公演 ロバートがコント ちゃんみな・BiSHアイナとコラボも
吉本新喜劇座長・小籔千豊(Dr)、野性爆弾・くっきー!(Ba)、ゲスの極み乙女。の川谷絵音(G/プロデュース)、作曲家・新垣隆(Key)、tricotの中嶋イッキュウ(Vo)からなる5人組バンド、ジェニーハイが25日、横浜・ぴあアリーナMMで初のアリーナ単独公演『アリーナジェニー』を有観客で開催した。
【ライブ写真17点】ロバート、ちゃんみな、アイナも登場
ステージには、1日に発売されたばかりの2ndアルバム『ジェニースター』のキービジュアルとなっているコンビニのセットがLEDで表現され、自己紹介ソング「ジェニーハイのテーマ」に乗せてメンバーがコンビニ制服衣装で一人ずつ登場。川谷、新垣、くっきー!、中嶋、小籔の順でラップをしながら花道を歩き、全員がセンターステージに集合した。
メインステージに戻ると、イッキュウが「ジェニーハイです。今日はよろしくお願いします!」と呼びかけ、ニューアルバム収録の新曲「夏嵐」へ。さらに、くっきー!が氷室京介が名言をもじった「ライブハウス、ぴあアリーナへようこそ!」から、「ランデブーに逃避行」「コクーンさん」とたたみかける。
「ダイエッター典子」では8人のダンサー“典子さん”が登場し、曲に合わせてエクササイズ風のダンスを披露。さらに、中嶋の「私は今までたくさんバイトをしましたが、一度もバイトリーダーにはなれませんでした」というMCから「バイトリーダー典子」では、メンバーと同じコンビニ店員の制服衣装を着た“典子さん”たちがセンターステージに現れ、バイト中の姿を模したような演劇調の振り付けで盛り上げた。
中盤のラップコーナーを経て、メンバーが「一旦休憩」とステージを後にすると、スペシャルゲストとしてお笑いトリオ・ロバートが登場。「地方CMソングのレコーディング」のコントや秋山の体モノマネで楽しませた。衣装チェンジしたメンバーが登場すると、「不便な可愛げ」ではアイナ・ジ・エンド(BiSH)が登場。中嶋の真っ直ぐな歌声と、アイナのハスキーな歌声が楽曲に新たな表情を生み出した。
後半戦に突入し、ロックナンバー「卓球モンキー」では小籔がアグレッシブなドラムを叩き、川谷とくっきー!は背中を合わせて楽しそうに演奏。中嶋のモノローグパートでは、新垣が現代音楽的なピアノで印象的なシーンを作り出す。「シャミナミ」では1人でセンターステージに立った中嶋がキュートな魅力を振りまき、ジェニーハイの始まりの曲「片目で異常に恋してる」を披露。本編最後は、バラード曲「まるで幸せ」で締めくくり、スクリーンにはこれまでのさまざまな写真が映し出され、ペンライトが揺れる感動的な光景が広がった。
アンコールではジェニーハイの“本当のプロデューサー”を名乗る「ノギ」に扮したロバート秋山が登場し、メンバーとのトークを繰り広げる。さらに、この日最後のゲストとして、トリリンガルラッパー・ちゃんみなが登場。ジェニーハイ結成のきっかけになった番組で共演経験のある小籔との思い出話の後には、コラボ曲「華奢なリップ」が流れ、ちゃんみなが妖艶なステージングで魅了。リップをモチーフにした赤いテープが舞う中、中嶋とちゃんみんが手をつないでセンターステージへと歩いていき、最後はゲストが全員集合して約2時間半のワンマンライブが大団円を迎えた。
■ジェニーハイ『アリーナジェニー』セットリスト
01. ジェニーハイのテーマ
02. 夏嵐
03. ランデブーに逃避行
04. コクーンさん
05. ダイエッター典子
06. バイトリーダー典子
07. ジェニーハイラプソディ
08. 愛しのジェニー
09. ジェニーハイボックス
10. グータラ節
11. ルービックラブ
(ゲスト・ロバートによるコント「レコーディング」)
12. 不便な可愛げ feat.アイナ・ジ・エンド
13. 卓球モンキー
14. シャミナミ
15. 片目で異常に恋してる
16. まるで幸せ
【アンコール】
EN1.ジェニースター
EN2.華奢なリップ feat.ちゃんみな