【映画】
『仮面ライダーX』速水亮、前作『V3』宮内洋の“爆破好き”にボヤき 危険な撮影懐かしみ「東映はヒドい!」
『仮面ライダーX』(1974年)の仮面ライダーX/神敬介(じん・けいすけ)役の速水亮(71)、『仮面ライダーZX』(1984年)の仮面ライダーZX/村雨良(むらさめ・りょう)役の菅田俊(66)、『仮面ライダー(新)』(1979年)のスカイライダー/筑波洋(つくば・ひろし)役の村上弘明(64)が1日、東京・日比谷周辺で開催中の『第34回東京国際映画祭』(~11月8日)内で開かれた今年で生誕50周年を迎えたヒーローの元祖『仮面ライダー』のイベントに登壇した。
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速水は「仮面ライダーっていうのは僕にとっては俳優生活の原点みたいなものですから。なにか仮面ライダーのお話があった時には、ふっと神敬介に戻っちゃう」としみじみ。
オーディションで選ばれた思い出を問われると「初代の藤岡さんが『仮面ライダー』で大フィーバーした。僕がやる時は『仮面ライダーをやった俳優はスターになる』となっていた。それまで、くすぶってましたもんで、仮面ライダーに決まった時は『やったー』でしたね」と懐かしんでいた。
苦労話を聞かれると「山ほどあります(笑)。びっくりしますよ。常識はずれなことが」と苦笑い。バイクアクションも、その一つ。オーディション合格後に大型自動二輪の免許を取得したが「撮影に入ると当然バイクが下手。でも、その前にやっていた『V3』は1年やっているから、うまくなっている。それを比較されるんです」とぶっちゃけ。
また、仮面ライダーV3/風見志郎役の宮内洋は無類の爆破シーン好きは知られた話で「最初にびっくりしたのは爆薬。歴代の仮面ライダーで、V3っていうバカがいてね…。火薬が大好きなんですよ」とボヤきながら比較された話を回顧。危険な撮影シーンを何度もくぐり抜けたそうで「東映のスタッフはヒドい」とプチクレームを入れて、笑わせ「僕らよりも大野剣友会がスゴい。みんな、命がかかっていましたから」と『X』の秘密結社「GOD機関」や『仮面ライダー』の秘密結社「ショッカー」だった大野剣友会の面々を称えていた。
最後に速水は「私たちが昭和仮面ライダーをやっている時に、まさか仮面ライダーがここまで続くとは思っていなかった。見てた人の孫の世代になってる。数多くのスターが生まれています。まだまだ続くんじゃないかな、仮面ライダーは」とシリーズが続くことを願い「足が動く限りは、こういった催しに出てこようと思います。末永く仮面ライダーを応援していただきたいと思います」と結んでいた。