【エンタメ総合】
『管理官キング』で沢村一樹が新たな刑事像 “弱点”は息子? 親子関係にも注目

沢村一樹主演のテレビ朝日系ドラマスペシャル『管理官キング』より(C)テレビ朝日


 俳優の沢村一樹が主演するテレビ朝日系ドラマスペシャル『管理官キング』が、あす6日午後8時から放送される。



【場面カット】クール表情も決まる沢村一樹



 沢村が新たな刑事役に挑むドラマスペシャル『管理官キング』。沢村演じる警視庁捜査一課の管理官・王賀統一(おうが・とういち)は、バツグンの捜査能力を誇る一方、協調性がなく、周囲の意見に耳を貸さずに我を押し通すことから、警視庁内ではキングとやゆされている人物。そんな王賀が、部下の刑事・二瓶次郎(大倉孝二)や美山千秋(成海璃子)をこれでもかと振り回し、事件の捜査に臨む。



 今回、王賀のアンテナに引っ掛かったのは、研修医・平山優太(岡田健史)がテラスから海に転落したという事故。現場検証や、関係者への聞き込みであっさり事故として幕引き、となるが、わずかな引っ掛かりを覚えた王賀は殺人未遂事件を疑い、上司の制止を振り切って捜査を始める。王賀の意見に半信半疑の二瓶や千秋だが、事件を決定づける証拠が見つかって…。



 しかし、意識不明の重体から回復した優太は、あくまで「酔っ払って自分で海に落ちた」と言い張る。腑に落ちない王賀が執念の捜査を続ける中、優太が所属していたゴルフ部OBが立て続けに襲われるなど、事態は一変。連続殺人事件の様相となる。



 さらに王賀は、一連の不可解な事件の背後には、ジョーカーと呼ぶべき最大の黒幕がいると確信する。はたして、キング・王賀を待ち受ける衝撃の真相とは。



 また、本作のもう1つの見どころといえるのが、常に我が道を行く、キング・王賀と、彼の唯一の弱点といえる息子・宝生瑛人(中村蒼)の関係。仕事最優先で母に苦労を掛けっぱなしだった王賀に不満をもっている瑛人は、母亡き後、母方の姓を名乗るようになったほど、親子関係がこじれている。事件の捜査に没頭する王賀と、尊敬する母と同じ弁護士の道を歩み始めた瑛人。まともに口すらきかなくなって久しい2人が、今回の事件に瑛人が巻き込まれてしまい…。



 事件の黒幕“ジョーカー”を推理するミステリー部分はもちろん、親子の葛藤や家族の絆を描き出す人間ドラマとしての側面にも注目だ。

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