【エンタメ総合】
千原兄弟『こんなところに日本人』コロナ禍乗り越え2年ぶり復活 せいじ「南極大陸」ロケに意欲
お笑いコンビ・千原兄弟が、24日放送のABCテレビ・テレビ朝日系『世界の村で発見! こんなところに日本人 2時間スペシャル』(後8:00~9:48)に出演する。約2年ぶりの日本人探しの旅となり、番組MCの千原ジュニアは「コロナ禍でだいぶん我慢していたところに大きな扉が少し開いたような、そんな解放感を味わってもらえると思います」を語り、今後の展望について千原せいじは未踏の「南極大陸」ロケに意欲を見せる。
【写真】レギュラー放送時 アフリカ・ナミビアでチーターとふれ合う千原せいじ
2008年から特番として放送され、13年4月からはレギュラー番組となり、ジュニアがMCを務め、せいじがアフリカへ日本人の旅へ向かう姿が話題を呼んだ『世界の村で発見! こんなところに日本人』が約2年ぶりに復活。世界各地にある辺境の地で暮らしている日本人を訪ね、「なぜこんなところに住んでいるのか?」を聞きながら、世界でたったひとつの人間ドラマをひもとくドキュメントバラエティー。
今回の日本人探しは現地ガイドが担当し、探し出した日本人とスタジオをリモートでつないでテレビ電話で話を聞くなど、新たな試みが盛り込まれる。コロナ禍によって世界が激変する中、南アフリカ共和国とブラジル連邦共和国を訪れ、現在どのような状況で日本人が暮らしているのかを調査する。
ガイドブックにも載っていないような各国の雄大な自然、そこで暮らす日本人の知られざる人生ドラマを背景に、驚き、感動、笑い、人と人との絆や夢を諦めないひたむきさ、そして苦境にも負けない勇気を味わえる2時間スペシャルとなる。
■千原兄弟(千原せいじ、千原ジュニア)インタビューコメント
――まずは、およそ2年ぶりの収録を終えた感想を。
ジュニア:最初のアバン(オープニング映像)とオープニング曲が流れたときに、2年以上経っているような感じがしましたね。それくらい久しぶりだなという感覚でした。
せいじ:懐かしかったねぇ。でも収録が始まったらすぐになじんできて、懐かしい気分がなくなるのも早かったです。最近も収録していたような感じでした。
ジュニア:今回の旅では、新たに南アフリカとブラジルへ日本人の方を訪ねたのですが、若い方も年齢を重ねている方もエネルギッシュでバイタリティがあふれていて、観ていてすごく元気をもらえました。このエネルギッシュさっていうのは、以前レギュラーで放送していた頃とまったく変わっていませんでしたね。
せいじ:ホンマホンマ。志をもって好きなことをやっている方からはパワーがもらえるし、周囲の方々を元気に明るくさせますよね。好きなことをやって頑張れることって、僕たちもそうですが、つくづく幸せなことやなって思いました。
――旅のVTR後には、訪れた日本人の方と直接リモートで話すという新たな試みも導入されました。
ジュニア:そうですよね。もちろん、現地に行ってみないことにはわからないこともたくさんありますが、“こんなところに日本人”っていうような場所に住んでいらっしゃる方とこうしてスタジオで話ができるのも今の時代という感じで楽しかったですね。今回はコロナ禍ということもあって、日本にいるスタッフが遠隔で指示を出しながら日本人の現地ガイドの方が日本人を訪ねるという新しいシステムだったんですが、意外とエエなあと思いました。
せいじ:そうやねん。視聴者の方にも楽しんでもらえるんじゃないかなって思います。なかなか行くことのできないところで、面白そうなところを見つけたら立ち寄ってもらったりね。
――今回の番組を通して、海外へ行きたくなったのでは?
ジュニア:そうですねぇ。今回の南アフリカとブラジルは僕も行ったことがないので、よりいっそう行きたくなっています。いわゆる観光地ではなく、“こんなところに?”っていう場所がいいですね。
――ジュニアさんは、番組開始当社は海外の僻地へ行くことに難色を示されていましたが?
ジュニア:この番組でだいぶ鍛えられました(笑)。今ではもうぜんぜんどこでも行きます!
――せいじさんはアフリカントラベラーとしてアフリカ各国を行かれていましたが?
せいじ:アフリカで行ける国はほぼほぼ行ったと思いますね。アフリカは、今回でも登場しますが間近で野生動物を見ることができたりする“非現実”な部分が魅力やと思います。日本やと動物に近づくと“あぶない”って感覚だと思うんですが、現地へ行くと、動物のルールにそって生活をしたりしているんです。人間ありきではなく動物目線で暮らしているんですね。そんな日本では味わえない感覚や体験が醍醐味じゃないでしょうか。
――ちなみに、今後せいじさんが日本人探しへと行ってみたい場所は?
せいじ:南極大陸ですね。あと南極に行けば、日本人探しの旅で大陸を制覇できるんですよ。南極に日本人の方もいらっしゃるそうですから、次回があるなら行きたいですね。
――では、最後にあらためて『世界の村で発見!こんなところに日本人』の魅力を。
ジュニア:コロナ禍でだいぶん我慢していたところに大きな扉が少し開いたような、そんな解放感を味わってもらえると思います。
せいじ:スタジオと現地をつないだリモートでの会話とか、新しいスタイルも導入されているので、そこも楽しんでほしいですね。