
【エンタメ総合】
吉本興業、福井県の金井学園と包括連携協定を締結 ロングコートダディが“つるつるいっぱい”情報発信

吉本興業と学校法人金井学園(福井県福井市)が包括連携協定を結ぶことになり、23日、大阪・よしもと漫才劇場で締結式が行われた。吉本興業が進めてきた地域創生の取り組みと、福井工業大学などを運営する金井学園の考えが一致し、芸人と学生のコラボレーションを実施することになった。
【写真】意気込み充分!ガッツポーズを見せるロングコートダディ
連携テーマには「Co-Create ~共創~」が掲げられ、福井県の若者たちが熱中していること、学んでいること、将来の目標などを吉本興業のチャンネルを通じて、コンテンツを共創・発信し、日本全国・世界へと羽ばたく人材を育成、地方創生につなげる。
福井工業大学の掛下知行学長は「“お笑いの東大”吉本興業と包括連携協定を結べることが非常にうれしい」と期待を込め、学校運営の考え方などを説明した。大学では宇宙に関する最先端研究を行っているほか、グループには付属の福井高等学校と福井中学校、さらに製菓、医療福祉、公務員の専門学校を擁する。
こうした説明を受け、吉本興業ホールディングスの泉正隆取締役副社長は「宇宙のこと、医療のことなども聞けてワクワクしております。今後とも福井県のために精進してまいります」と張り切った。一方で、福井工業大学の池田岳史副学長は連携事業を通して「(学生が芸人の)プロの仕事に触れ、楽しんでくれればというのが正直なところ」と明かした。
具体的には、よしもとBSの平日ワイド番組『Cheeky's a Go Go!』(月~金 後1:00)で、コーナー「ロングコートダディのつるつるいっぱい学園」(毎週金曜 後4:30頃)をスタート。福井県出身のロングコートダディ・堂前透が“先生役”となり、相方の兎や芸人中間、金井学園の生徒・教師たちとともに福井県の魅力を発信していく。“つるつるいっぱい”は方言で「あふれるほどいっぱい」の意味。
このほか、SDGs、教育、産学連携なども織り交ぜ、YouTubeやSNSを活用した「FUKUI-MIRAI-LABO」からも情報を発信していく。