【エンタメ総合】
Hey! Say! JUMP山田涼介、四苦八苦する自分が「楽しい」 二重人格役で新境地見せる

『親愛なる僕へ殺意をこめて』に主演するHey! Say! JUMPの山田涼介 (C)フジテレビ


 人気グループ・Hey! Say! JUMPの山田涼介が主演するフジテレビ系連続ドラマ『親愛なる僕へ殺意をこめて』(毎週水曜 後10:00)が10月5日からスタートする。過激な描写も話題となる原作の実写化で、二重人格の主人公を演じる山田。ダークヒーローともいえる新境地に挑みながら「この現場で四苦八苦している自分を楽しんでいる感じはしています」と充実の表情をみせた。



【写真】『親愛なる僕へ殺意をこめて』への出演が決定した門脇麦



 2018~20年にかけて『ヤングマガジン』、WEBコミック配信サイト『コミックDAYS』で連載された伊藤翔太氏原作の漫画を実写化。連続殺人犯を父に持つ大学生・浦島エイジ(山田)はある日、自身が二重人格であることを悟り“もう1人の自分”が殺人を犯しているかもしれないと、底知れぬ不安にかられ、真相を明らかにしようと決意する。驚がくの事実が次々と白日の下にさらされていく、どんでん返しのストーリー展開が見どころの二重人格サスペンスを描く。



 “人生楽しんだもん勝ち。楽しければそれでいい”と、毎日ヘラヘラ仲間と過ごしている“A面”エイジとは真逆なクールで腹の底の見えない“B面”のB一(ビーイチ)。「僕の中ではB一のほうが演じやすい。どこまで、エイジとB一の振り幅を出せるかはエイジにかかっている。なので、おどけた姿や人の良さ、びっくりの仕方など細かい部分に気をつけながら監督と常に話して演じ分けています」と2つの役柄の違いも見どころに。



 意外にも演じるのが難しいのはエイジの方だそうで「クールな役って割と、演じやすいと思うんです。“クール”はみんなイメージしやすいので。でも、なにかを背負って明るく生きている人はそうそういないから難しい。なにかにおびえたりすることもないですし。クールは『無言』『無表情』だったりと言葉でも表しやすいけど、なにかを背負いながらおどけたヤツは言葉で表しにくいし、それを具現化するのが難しい。自分のなかで構築していく作業が必要で、僕はなにかに驚いたりするのは日常ではないから、そっちの方が僕にとっては難しい」と模索している。



 そんな正反対な役柄とともに普段は、Hey! Say! JUMPのメンバーとして“アイドル”という3つの顔を持つ。「(切り替えは)すぐにはできない部分はありますよね。どうやってるんでしょう?」と笑いながら「息抜きする時間もないですが、エイジを演じている時間や考えている時間は苦ではない。演じることはお仕事のなかでも相当好き。この現場で四苦八苦している自分を楽しんでいる感じはしています。演じることは楽しいです」と胸を張った。



 山田自身の“二重人格的”な面については「よく『バラエティーの顔、アイドルの顔、ゲーマーの顔、俳優の顔、どれが本当の山田くんなんでしょう?』みたいな質問をされるのですが、『どれも本物の山田くんなんでしょう』って返したりする。ゲームをやっているときは素というか、家ですし、普段の僕ですね」と話した。



■ハードな表現が話題の原作 ファンだからこそ実写版に自信「チャレンジしてるなフジテレビ(笑)」



 原作はハードな場面も多く、どこまで実写作品として表現するのかも見どころ。「(原作の描写は)たしかに見る人が見たら苦手意識を持つかもしれないけど、なにより内容はハラハラ・ドキドキしてスリル満点。実写化しやすい作品だな、と。ずっと前から原作を知っていて『誰かいずれ演りそうだな』と思っていたら、俺かい、みたいな(笑)。原作を、どこまで描き切るのか、民放ドラマなので、ある程度制限はかかってますし…だけど結構チャレンジしていると思います。できる範囲で最大限、原作へのリスペクトを込めて、チャレンジしてるなフジテレビって(笑)」と自信をみせる。



 「だから原作ファンの僕からしても納得できる。限られた時間のなかで、オリジナリティーはどうしても入ってきますが本筋からは外れてないですし、観たいシーンは再現されているのでは。原作ファンの方も実写で初めてこの作品に触れる方も、楽しめるドラマになるのではないかな」と期待をあおった。



 主演に決まってからも「『これ、どうやって演じるんだろうな』って。いろんなものが重なっているスケジュールのなかで、二重人格を演じるのは自分のなかでもわけがわからなくなりそうですが、そこは監督、プロデューサーしかり、周りのスタッフ・キャストのみなさんに支えていただきながら、エイジ、B一を演じきれています」と感謝を込めながらも充実の表情。



 「自分でいうのもなんですが、B一はカッコいい。(本来は)カッコいいキャラではないですがエイジと違いすぎて、誰もこんなセリフ言わないだろう、みたいなセリフがあって。どうあがいてもカッコよくなる。カッコいいセリフをサラッといえる男。そういう意味では、新しい一面を魅せるダークヒーロー感はあったのかな。いろんなものを背負ってるキャラクター。なにかを背負ってる人間はカッコよく見えたり寂しく見えたりする。その部分を共感してもらいたいし、背負いながらも明るく振る舞うエイジの人の良さにも共感してみてもらいたいです」と呼びかける。



 「毎週水曜10時がみなさん頭を使う時間になるのではないか。ハラハラ・ドキドキしながら毎週を楽しみにできるドラマ。誰が犯人なのか、そこになにがあるのか、自分の目で楽しんでほしいです」。

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