【エンタメ総合】
ディズニー創立100周年を祝う「カリフォルニア ディズニーランド・リゾート」の旅

カリフォルニア ディズニーランド・リゾートで「Disney100・セレブレーション」スタート(C)2023 Disney(C)ORICON NewS inc.


 今年、創立100周年を迎える世界的なエンターテイメント企業「ウォルト・ディズニー・カンパニー」(本社:米カリフォルニア州バーバンク)。百年に一度の節目を記念して、同州アナハイムにある「カリフォルニア ディズニーランド・リゾート」で現地時間27日、「ディズニー100(読み:ワンハンドレッド)・セレブレーション」がスタート。現地時間25日・26日のプレスイベントと、27日のセレブレーション初日の3日間にわたって取材した。



【画像】「Disney100」現地で撮影してきたそのほかの写真



 カリフォルニア ディズニーランド・リゾートは、2つのテーマパーク(ディズニーランド・パークとディズニー・カリフォルニア・アドベンチャー・パーク)、3軒の直営ホテル、そしてショッピングやダイニングなどが楽しめるエンターテインメントエリア「ダウンタウン・ディズニー」で構成されている。



 リゾート内は、いたるところにミッキーマウスの彫像やメダルなどプラチナカラーに輝くデコレーションが施され、お祝いムード一色。世界中のディズニーパークで100周年を記念するイベントが行われる予定だが、カリフォルニアのディズニーランド・パークは世界で最初にして唯一、ウォルト・ディズニー自身が完成を見届けたディズニーパークの第1号ということで、「ディズニー100・セレブレーション」の中心となる。



 ディズニーランド・パークにある「眠れる森の美女の城」は、エレガントなプラチナカラーのバナーや旗布でドレスアップ。ミッキーマウスやミニーマウスらキャラクターたちも「ディズニー100」の特別なコスチューム(ディズニーランド・パークのみ)を身にまとい、ゲスト迎える。そのお披露目となった27日の「カバルケード パレード」(ミニパレード)では、ミッキーやミニーたちのプラチナカラーのコスチュームが雲一つない青空によく映えて、キラキラ輝いて見えた。



 そんな特別なコスチュームのミッキーマウスたちとのキャラクター・グリーティング(キャラクターたちと触れ合ったり、一緒に写真を撮ったりすること)ができるのは、2023年の「ディズニー100」セレブレーション期間中のみ。キャラクター・グリーティングの充実ぶりは、海外ディズニーパークの魅力の一つでもあり、キャストの指示に従って整列して待てば、直にお話したり、ハグをしたり、サインをもらったり、自分のカメラ(スマートフォン)で撮影することもできるほか、フォトグラファーによる撮影サービスもある。時間無制限ではないため、列に並べないこともあるが、次のチャンスがわりとすぐにあり、今は「Disneylandアプリ」でお目当てのキャラクターが、いつ、どこに現れるかチェックすることができるようになっている。もちろん、サプライズ的な出会いも楽しみだ。



■新アトラクション「ミッキーとミニーのランナウェイ・レイルウェイ」



 1955年7月17日、最初のディズニーランドが開園した際、ウォルトは「ディズニーランドは永遠に完成しない。この世界に想像力が残っている限り、成長し続ける」と言ったという。その言葉どおり、「ディズニー100」セレブレーションに合わせて、ミッキーのトゥーンタウン(ディズニーランド・パーク)に、ミッキーマウスとミニーマウスを主役にしたファミリー向けの新アトラクション「ミッキーとミニーのランナウェイ・レイルウェイ」が27日、グランドオープン。前日の26日には、テープカットセレモニーと内覧会が行われた。



 新たに作られたエル・キャピトゥーン・シアター(映画館)に入ると、「ミッキー・スルー・ザ・イヤーズ」と名付けられたキューライン(待ちエリア)に、『蒸気船ウィリー』(1928年11月18日、ミッキーマウスの短編映画シリーズとして最初に公開された作品)などの不朽の名作や『ミッキーマウス クラブハウス』などの最近の人気作品のコスチュームや小道具など、ミッキーマウスの作品の歴史を知ることができるさまざまなものが展示されている。



 そして、ゲストは短編アニメーションシリーズ『ミッキーマウス!』の新作「パーフェクト・ピクニック」を鑑賞しているうちに、スクリーンの中に入り込んでしまうという“ディズニーマジック”が発動。グーフィーが運転する機関車が引っ張るライドに乗り込むと、ミッキーたちのドタバタ劇に巻き込まれてしまう。アトラクション内では、ライドごとに予想のつかない進み方をするため、1回の乗車ですべてを見るのは不可能に近い仕掛け。乗車する車両や座席の位置によって、異なる発見が楽しめる。このアトラクションのために小鳥の「チュービー」という新キャラクターが新登場した。



■アトラクションになったディズニー映画を一挙紹介



 メインストリートUSA(ディズニーランド・パーク)に軒を連ねる「オペラハウス」では、「ディズニーギャラリー・プリゼンツ:ディズニー 100イヤーズ・オブ・ワンダー」の展示がスタート。この展示は「ディズニーランドを、映画に命が吹き込まれ現実世界でよみがえる場所にする」というウォルトのビジョンから着想を得て、「ディズニーランド・リゾートのアトラクションになったディズニー映画、後にディズニー映画のヒントとなるパークの体験、そしてその双方が共有する豊かな伝統に敬意を表して」企画された。



 アニメーターのデスクやマルチプレーンカメラの模型などのほか、ウォルトの初期の映画用に当時のアニメーターが制作したアートワークや、パークで映画の物語を再現するためにディズニーのイマジニアが実際に考案したアートワークなどを見ることができる。



■感動必至、100年の歴史がつまったナイト・エンターテインメント



 カリフォルニア ディズニーランド・リゾートを訪れたら見逃せないのが、夜のエンターテインメント・ショー。「ディズニー100・セレブレーション」にあわせ、2つのテーマパークそれぞれで、新しいナイトショーが始まった。



 ディズニー・カリフォルニア・アドベンチャー・パークのパラダイス・ベイで行われる「ワールド・オブ・カラー:ワン」は、巨大なウォータースクリーンに映し出される映像、音楽、色とりどりの噴水やレーザー光線、炎などの演出、すべてが世界最高峰の光のショー。



 一滴のしずくが水面に落ちるという1つのアクションが、波紋となって広がり、波が立ってさざ波となり変化を生み出すというパワフルなストーリーを通して、「誰もが変化を起こせる」というメッセージを伝える。



 それは、「ウォルト・ディズニーという1人の人間が起こした波が次第に大きくなり、1世紀にわたって世界中の人々にインスピレーションを与えてきたレガシーを称える」(ディズニー・ライブ・エンターテインメント ショー・ディレクター、ウェンディ・ルース氏)ものであり、次の100年につなげる決意が込められている。



 『モアナと伝説の海』、『ソウルフル・ワールド』、『リメンバー・ミー』、『ムーラン』などに加えて、『スター・ウォーズ』、『アベンジャーズ』もフィーチャーされ、「スター・ウォーズのテーマ」や「アベンジャーズのテーマ」を含む音楽は全18曲。オリジナルソング「スタート・ア・ウェイブ」は、グラミー賞候補アーティストであり、ソーシャルメディアスターのコーディ・フライが作曲を、シンガーソングライターで俳優のローレン・オルレッドがリードボーカルを担当している。



 一方、ディズニーランド・パークの「ワンダラス・ジャーニー」は、ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオがこの100年の間に生み出した全作品の世界を、最先端のプロジェクションマッピング、特殊効果を駆使して表現したショー。



 『ヘラクレス』、『プリンセスと魔法のキス』、『ピーター・パン』、『トレジャー・プラネット』、『ベイマックス』、『アナと雪の女王』、そして今後公開予定の『ウィッシュ』など、選び抜かれたキャラクター、シーンが登場し、新作ソング「イッツ・ワンダラス」(作詞・作曲は、ダビー・ブラウンとアレックス・ゲリンガス)を含めて18曲のディズニーソングも楽しめる。ストーリーのクライマックスでは、『ベイマックス』の主題歌「インモータル」とともに、夜空に舞い上がるベイマックスが初めてディズニーランド・パークの上空を飛ぶ場面も。



 「ここで描かれているのは、大きな夢から始まり、全力で取り組み、そして長年の夢がついに実現するまでの軌跡です。このショーでは、新しいプロジェクションマッピング、特殊効果、素晴らしい音楽を通じてウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ全作品の世界がよみがえります」(ディズニー・ライブ・エンターテインメント ショー・ディレクター ジョーダン・ピーターソン)



 プロジェクションマッピングは、メインストリートUSA、眠れる森の美女の城、アメリカ河、「イッツ・ア・スモールワールド」などの主な鑑賞エリア各所に合わせて制作され、場所ごとに異なる映像を楽しむことができる。一部の日程では華やかな花火が打ち上

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