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高岡蒼佑&遠藤要“恩人”の会長を追悼 格闘技で知った人の温かさ&諦めない心を忘れず「まっすぐ生きていきたい」

(左から)高岡蒼佑、遠藤要(C)ORICON NewS inc.


 元俳優の高岡蒼佑(41)、遠藤要(39)らをリングデビューさせ、5日に心筋梗塞のため77歳で死去した「競拳インターナショナル」会長・若野康玄さんの告別式が8日、大阪・泉南郡の佛心殿別館で執り行われた。高岡、遠藤をはじめ、格闘技・ボクシング関係者らが参列し、故人をしのんだ。



【写真】急逝した「競拳」若野康玄会長



 若野さんとの出会いがきっかけで、昨年5月に格闘技から再起した高岡は「会長に救ってもらった」と神妙。「格闘技だけじゃない」とし、「人として諦めないこと、ここで終わりじゃないということ。長い人生続けていかなきゃいけないんだと教えていただいた。真心ある温かい方でした。出会っていただきありがとうございました」と感謝を語った。



 遠藤は今年1月にリングに上がり、表舞台復帰を果たした。「会長がいなかったら、今の場所はなかったし、挑戦することも諦めていた。勇気をいただき感謝の一言です。心からありがとうございました」と涙がにじんだ。



 さらに、遠藤は「これからは、諦めることを諦める。挑戦し続けるし、せっかくチャンスを与えてくれた会長の名に恥ないよう、まっすぐ、まっすぐ生きていきたい」と語った。



 若野さんは1945年3月29日生まれ、大阪市出身。自身も一時アウトサイダーの道を渡り歩いた経験を踏まえ、格闘技大会「競拳インターナショナル」やキックボクシングジム「若獅子会館」を通じ、血気盛んな若者らに再起の機会を提供してきた。昨年末には3冊目となる著書『大阪アンダーワールド』(徳間書店刊)を発表し、さらなる構想を練るなかで倒れ、帰らぬ人となった。



 高岡、遠藤はともに若野さんの遺志を継ぐ決意。今後の「競拳」大会への協力や、若者の支援などにも励みたいという。6月に追悼大会が開かれる予定。

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