
【映画】
宮崎あおい、朝ドラに続いて映画でも 神木隆之介演じる主人公を優しく見守る役どころ

毎年5月の第2日曜日は“母の日”。今年の母の日(5月14日)を記念して、映画『大名倒産』(6月23日公開)で主人公・小四郎(神木隆之介)の母・間垣なつを演じる宮崎あおい(※崎=たつさき)の新たな場面写真が解禁となった。
【画像】赤ちゃんを抱く宮崎あおい
同映画は、浅田次郎の時代小説を神木主演、『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』『老後の資金がありません!』『そして、バトンは渡された』などの前田哲監督で映画化。ひょんなことから越後丹生山藩・第十三代藩主となった青年・松平小四郎(神木)が、個性豊かな仲間たちとともに、藩の借金25万両(現在の価値で100億円)を返済しようと奮闘する物語。
宮崎は、6年ぶりの映画出演で、『パコダテ人』(02年)以来、21年ぶりに前田監督作品に参加。本作で演じたなつは、どんな時も笑顔を絶やさず、まるで“天使”のような愛らしさをまとい、鮭役人の作兵衛(小日向文世)と共に小四郎の成長をそっと見守ってきた。常に温かなオーラを放ちながらも、時には力強い言葉で小四郎の背中を押すような“芯の強さ”も垣間見せるキャラクターだ。
奇しくも、神木が主演を務める連続テレビ小説『らんまん』(NHK)では語りを担当している宮崎。2つの作品で神木演じる主人公を優しく見守ることとなった。
“母の日”にあわせて解禁された場面写真は、なつの天使のような笑顔と、赤子の小四郎を夫婦で温かく囲むシーン、そして、幼い小四郎に「精一杯生きなさい」と諭すシーンを切り取ったもの。
死に代えてでも殿を守るという武士道の時代。なつは「武士道とは決して命を軽んじるということではありません。命に感謝し、毎日を懸命に生きよーーそういう事だと私は思います。精一杯生きなさい、小四郎。人は生きていればこそ、誰かの役に立てるのですよ。それに、あなたがいなくなれば、あなたを愛する者が悲しむのですから」と説く。この母からの教えは小四郎の心に刻み込まれ、人生の大きな原動力となっていく。藩の借金をめぐって度々ピンチに追い込まれる小四郎は、この言葉をお守りのように何度も思い出しては前を向き、がむしゃらに突き進む。そして“母の言葉”は小四郎を通して、周りの人々にも影響を与えていくことになる。