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『日本ネーミング大賞』初音ミクが大賞 太田光代氏が賛辞「世界に名前を根付かせた」

日本ネーミング協会『日本ネーミング大賞2023』優秀賞の初音ミク


 今年最も賞賛すべきネーミングを選ぶ「日本ネーミング大賞2023」の授賞式が4日、都内で行われ、509件のノミネートから、クリプトン・フューチャー・メディアの「初音ミク」が大賞に輝いた。



【動画】「16年応援してくれた皆さんのおかげです」…受賞に喜びを語った初音ミク



 同賞は、ネーミングの重要性を広く社会に発信することで、ネーミングの質と価値の向上を図り、生活文化をゆたかにし、産業の発展に寄与することを目的に称賛すべき優れたネーミングを選出・表彰するアワード。



 審査の対象となるのは、2022年10月1日から2023年9月30日までの間に、日本国内で販売または提供されている「商品名」「サービス名」「社名」等で、そのネーミングが商標登録されていること。



 初音ミクは、2007年8月31日に発売となった歌声合成ソフトウェア。ネーミングの由来について、同社は下記のように説明している。



 「『未来からきた初めての音』が由来です。初音ミクの前にも弊社で開発・発売していた歌声合成ソフトウェアはありましたが、名字はなく名前だけでした。初音ミクは開発時に、より歌ってくれるシンガーがイメージしやすいように工夫を行いました、楽器の要素を取り入れた未来的な衣装にブルーグリーンのツインテールという特徴的なビジュアルと、年齢・身長・体重という基本プロフィールを設定。さらに今までのソフトウェアには付けていなかった、意味合い(由来)を持たせた名字を付けることで、よりそのシンガーのイメージを描きやすくさせました」



 初音ミクについて、太田光代氏は「今でこそ、バーチャル系のタレントさんとかがいらっしゃって活躍しているのですが、その先がけですね。最初に出てきた頃、私は正直頭が追いついていかなかったのですが、日本のみならず世界でいろんなクリエイターとコラボし、世界に初音ミクという名前をしっかり根付かせました。初音ミクさんは、永遠の16歳ということですが、今年は誕生から16年目で、アニバーサリーというか記念の年なので、今までのご活躍と、クリエイターさんたちとの共同作業でここまで大きくなったということで」と受賞の決め手を明かした。



■「日本ネーミング大賞2023」

【最優秀賞(大賞)】

「初音ミク」(その他)



【優秀賞】

「いまかの」(食品・飲料・アルコール・菓子・調味料・サプリ・アイス・スイーツ)

「リップモンスター」(化粧品・トイレタリー・医薬品・日用品・雑貨・アパレル)

「キオクシア」(家電・ゲーム・自動車・情報サービス・アプリ・旅行・交通・物流)

「みらいえらぼ」(店舗・不動産・商業施設・屋号・社名)

「初音ミク」(その他)



【ルーキー部門 最優秀賞】

「chocoZAP」

「完全メシ」



【地域ソウルブランド部門 最優秀賞】

「博多あまおう」

「棒ラーメン」

「万能ねぎ」

「めんべい」

「アラフォー傾子」



【審査委員特別賞】

「プチプチ」

「レンタルなんもしない人」



【レジェンド賞】

「青春18きっぷ」

「地球の歩き方」

「チーかま」

「タイガー魔法瓶」

「ごはんですよ」



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