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【アニメ】
アニプレ作品でライブ!SAO・リコリコ・グレンラガン・ぼざろ・鬼滅の刃…歌手&声優が集結【セットリストあり】
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2003年に設立された株式会社アニプレックスの20周年を記念したライブエンターテインメントイベントが、2024年1月7日に東京ガーデンシアターにて開催された。この20年、多くの人の心を揺さぶってきたアニメ作品でキャラクターを演じた声優、そして主題歌や挿入歌を歌ったアーティストが集結し、夢のようなステージが繰り広げられ、公式サポートが到着した。
【ライブ写真】豪華すぎる!ぼざろ・ハガレン・グレンラガン…アニメ映像&歌手登場
様々なアニメの劇伴が流れ、ライブへの期待が高まっていく会場には、この日約6000名のアニメファンが詰めかけた。ステージセンターに置かれたグランドピアノに、ピアニストの角野隼斗(かてぃん)がスタンバイをすると、「ANIPLEX 20th Special Piano Medley」を演奏し、イベントの幕が上がる。アニメの映像に合わせながらの演奏に、会場からは作品が切り替わるごとに歓声が起こる。短い演奏でも、作品ごとの感動が甦ってきて、改めてアニメの素晴らしさを感じる瞬間だった。
「心ゆさぶる作品と、出演たちの想いが、今夜ここで共鳴する。20年の旅路を、ともに歩んだあなたへの感謝を込めて」……というメッセージのあとに『ANIPLEX 20th Anniversary Event -THANX-』のロゴが浮かび上がると、観客のテンションが一気に上がっていく。そして、スクリーンの真ん中から姿を表したLiSAの姿を確認すると、そこからさらにもう一段歓声が大きくなる。『魔法科高校の劣等生』OPテーマ「Rising Hope」を挨拶代わりにぶちかますと、ステージからは炎も立ち上がる。客席も大きな声と赤いペンライトを振って、彼女の熱いパフォーマンスに応えていた。
続いて『ソードアート・オンライン』から、松岡禎丞(キリト役)の「リンク・スタート!」の声を合図に「crossing field」が始まる。大きなクラップが起こり、LiSAもステージの左右で客を煽っていく。間奏では、敵であるヒースクリフと相対する前にアスナに伝えた決意の言葉をキリトが絞り出し、「うおおおおおおおおお!」と力の限りに叫ぶと同時にDメロが流れ、物語と歌がリンクしていく。このイベントだからこそ実現したパフォーマンスに、会場も熱狂していた。さらに「次は私がアニメと出会った最初の曲です」と言って、『Angel Beats!』で、Girls Dead Monsterとして歌った「Crow Song」を熱唱!大きな興奮に包まれる中、次の作品へとバトンをつなぐ。
『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』から茅野愛衣(めんま/本間芽衣子役)が登場し、超平和バスターズのみんなへの手紙を読み上げていく(小説版)。かくれんぼのシーンが思い浮かぶような感動的な朗読から、作品を彩ったOPテーマ「青い栞」を、Galileo Galileiが歌っていく。憂いと優しさを感じる尾崎雄貴の歌声は、いつでもこの作品を温かく包んでくれていたし、アニメの映像とともに聴くこの曲は、格別だった。
「小さい頃から時々、変なものを見た。」から始まる『夏目友人帳』で何度も聞いてきたナレーションを、神谷浩史(夏目貴志役)が生で朗読すると、妖怪に名前を返すセリフをキッカケに、Aimerが「茜さす」を歌う。茜色に染まるステージで、切なくなったり、胸がじんわり温かくなる作品の素晴らしさを、曲で、そして歌声で表現してくれたし、最後の夏目の「帰ろう、先生」の言葉も、作品世界に浸らせてくれた。
『Fate/stay night』シリーズから、川澄綾子(セイバー役)、杉山紀彰(衛宮士郎役)、下屋則子(間桐桜役)がステージに登場する。映像に合わせたセイバー、士郎、桜の掛け合いに、思わず会場から声が漏れる。そして、炎が上がるステージに再びAimerが現れ「Brave Shine」を歌っていく。曲間でもセイバーと士郎のやり取りが展開されたのだが、それも思わず息を呑むほどの迫力だった。士郎と桜のやり取りから始まった「春はゆく」では、Aimerの感情的に歌声に、そして曲間での士郎と桜の切ないやり取りに心を揺さぶられる。〈あなたの側にいる あなたを愛してる〉という切ない歌声が会場に響き渡り、最後は桜の笑顔と「はい」という言葉で、『Fate/stay night』シリーズのステージを終えた。
感動的なステージのあとに登場したのは、神谷浩史(諸星あたる役)と上坂すみれ(ラム役)。『うる星やつら』から、東京ガーデンシアターに、あたるがガールハントに来たというオリジナルの朗読劇を展開。2人の相変わらずのやり取りに会場が盛り上げると、MAISONdes feat.花譜, ツミキが、EDテーマ「トウキョウ・シャンディ・ ランデヴ」を披露。ツミキのビートの効いたドラミングと花譜の軽快なボーカルで、会場を巨大なクラブハウスにしていた。
『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』の映像が流れると客席が湧く。そして、数々のヒット作品の主題歌を歌ってきたClariSの2人が登場し、『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』のOPテーマ「irony」を歌う。彼女たちの快進撃のスタートとも言えるメジャーデビュー曲であり、10年以上経ってもまったく色褪せない名曲。バックで流れていたキャラクターたちも、本当に活き活きとしていて、感慨深かった。
最近の彼女たちを代表する楽曲と言えば『リコリス・リコイル』のOPテーマ「ALIVE」だろう。この曲を、激しいダンスと共にパフォーマンスしていくと、曲間では、安済知佳(綿木千束役)と若山詩音(井ノ上たきな役)が駆けつけ、「心臓が逃げる!」という言葉のインパクトが凄まじかったアニメのクライマックスシーンを映像に合わせて熱演! 音楽との相乗効果で、アニメの感動が甦ってきた。
大きな盛り上がりの中、スクリーンに『鋼の錬金術師』の名シーンが映し出されると、会場がざわめく。ドラムに合わせて、センターから登場する2人の影。大きなクラップと歓声が沸き起こる中、 シークレットゲストとしてポルノグラフィティが「メリッサ」を熱唱。心を震わす岡野昭仁のロングトーン、炎が上がる中で演奏された新藤晴一のギターソロ、圧巻のパフォーマンスで、熱狂の中、第1部を終えた。
休憩を挟んでの第2部。第1部の作品の名場面がスクリーンに映し出され、そこから徐々に『青の祓魔師』の映像に移り変わっていくと歓声が大きくなる。激しいドラムソロから、ステージにUVERworldが降り立つと、青い炎が立ち上がる中、「CORE PRIDE」を叩きつける。TAKUYA∞が観客を煽ると、観客も「オイ!オイ!」と声を上げて応える熱いステージ。「次の曲は、アニメの世界観を心に受けて、心を込めて作りました。今日始めてみんなの前で披露します!」と言って、この1月から放送がスタートした『青の祓魔師 島根啓明結社篇』のOPテーマのッッ新曲「Eye's Sentry」を投下。ヘヴィなサウンドとキャッチーなメロディ。
何かが始まる予感を感じさせてくれる楽曲に胸が熱くなる。「次の曲は、18年くらい前に作った曲なんだけど、それもアニメのストーリーとともにみんなの心の中に生き続けてくれていると思うと、本当に嬉しいです」と伝え、青い炎の色から赤い血の色に染まった会場で『BLOOD+』の「Colors of the Heart」を熱唱し、ド迫力のステージを終えた。
『化物語』から、神谷浩史(阿良々木暦役)と斎藤千和(戦場ヶ原ひたぎ役)がステージに登壇し、羽川翼や八九寺真宵といった濃いキャラクターたちとの朗読が繰り広げられる。戦場ヶ原のツンドラ気質というわかりづらい可愛さを味わえたが、その裏で思いを押し殺していたのが羽川翼だった……。そして、ステージに堀江由衣(羽川翼役)が登場すると、客席から悲鳴のような歓声が起こる。ダンサーとともに羽川 翼のキャラクターソング「sugar sweet nightmare」を披露したのだが、作詞:meg rock × 作曲:神前暁という『化物語』のゴールデンコンビによる名曲に、そして何より羽川翼の歌声に、ファンは大興奮だった。
続いて『るろうに剣心』から、斉藤壮馬(緋村剣心役)と高橋李依(神谷薫役)が登場。薫が剣心を引き止める掛け合いの朗読劇から、Reolが「切っ先」でパワフルな歌声を会場中に轟かせる。そして、再び剣心と薫の切ないやり取りが繰り広げられ、次の作品へとつなげる。
2007年、毎週日曜日の朝から、熱いドリルで天を突いてきた『天元突破グレンラガン』。アニメ史に残る名曲「空色デイズ」を中川翔子が熱唱する。間奏ではサプライズ出演となる小西克幸(カミナ役)がグレン団の赤いマントを羽織って登場! いつでも胸を熱くしてくれるカミナの口上。「お前が信じるお前を信じろ!」という、カミナの命が尽きる前にシモンに伝えた言葉を高らかに叫び、中川も同じ熱さで拳を突き上げながら歌っていく。「今度こそ、ほんとにあばよだ。行けよ、兄弟!」と最後に言い残すと、スクリーンは『銀魂』の映像に変わる。
ここで万事屋の銀時