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【RIZIN】ドーピング違反の木村“フィリップ”ミノル、9ヶ月ぶり復帰決定 “魔裟斗のライバル”ブアカーオと対戦

『RIZIN LANDMARK 9 in KOBE』でブアカーオ・バンチャメーク戦が決定した木村“フィリップ”ミノル (C)ORICON NewS inc.


 今週23日に行われる『RIZIN LANDMARK 9 in KOBE』(神戸ワールド記念ホール)の追加カード会見が18日、都内で行われ、昨年6月の『RIZIN.43』の試合後にドーピング検査で陽性となり、出場停止中だった木村“フィリップ”ミノルの復帰が発表された。対戦相手は、2000年代に“魔裟斗のライバル”として活躍したブアカーオ・バンチャメークで、キックルール(74キロ)で対戦する。



【会見動画】木村ミノル、ドーピング再検査も「陽性=クロ」安保戦が中止に 榊原CEOが発表



 会見冒頭でRIZIN榊原信行CEOが、これまでの木村のドーピング検査の経緯を振り返り、「2月7日に検査をして陰性となった」と報告。今回の試合後にもドーピング検査を実施し、陽性だった場合、もしくは前日計量で規定体重の74キロを超えた場合は「RIZINから追放します」と明言した。



 続いてマイクを握った木村は、ファンや関係者に謝罪し「ブアカーオというモチベーションの上がる相手を用意していただいたことに感謝します。しっかり体を作って認めてもらえるような試合をしたいと思います」と意気込んだ。



 大会まで1週間を切っての試合発表となったが、以前から練習は継続しており「すごいレベルで肉体を作り上げてきた。自分と向き合えて成長できる時間だった」と振り返った。



 木村は2022年末にK-1を離脱し、7年ぶりにRIZINに参戦した『RIZIN.43』では、ロクク・ダリを相手にゴング直後から圧力をかけてコーナーに追い込み、強烈な左フックを当てるとダリは立ったまま失神。さらに左フックを追加するとダリは前のめりに倒れるKO劇となり、会場には大きなどよめきが起こった。



 そんな木村は筋肉隆々のマッスルボディを誇るが、K-1時代に比べて短期間で成長したことから、一部ファンの間でドーピング疑惑が指摘されていた。それを受けて榊原CEOは『RIZIN.43』の大会後会見で、「彼は疑われていることを払拭するため、ドーピング検査を受け入れた」と明言。しかし9月2日の会見で結果は「陽性=クロ」と発表され、『RIZIN.43』の試合はノーコンテスト、罰金、そして半年の出場停止の処分が下された。



 それから2ヶ月後の11月、大みそか大会で安保瑠輝也との試合が発表されたが、2週間後に再検査も「陽性」だったため、安保戦は中止に。木村は「まだ体内に残存されていたと思うのでクリーンになるまで治療練習に専念します。安保選手にも迷惑をかけたこと、ファンにもお詫びします」とコメントした。なお、安保は大みそかにMMAルールで久保優太と対戦した(1ラウンド・リアネイキッドチョークで一本負け)。



 2022年8月にはRIZINファイターの三浦孝太、10月にはK-1 MAXでも激闘を繰り広げた佐藤嘉洋とタイでエキシビションマッチにて対戦した。23年5月にRIZINに初参戦すると、安保瑠輝也とキックルールで対戦し、勢いのある元K-1王者と真っ向からの打ち合いの激闘でドローとなった。

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