【その他】
【RIZIN】緊急参戦のブアカーオ、木村ミノルに「気持ちを改める機会を与えることに意味がある」パッキャオ戦にも言及

『RIZIN LANDMARK 9 in KOBE』で木村“フィリップ”ミノルと対戦するブアカーオ・パンチャメーク (C)ORICON NewS inc.


 23日に開催の『RIZIN LANDMARK 9 in KOBE』(神戸ワールド記念ホール)の全選手インタビューが21日に大阪市内で行われ、第3試合でドーピング使用による出場停止から復帰する木村“フィリップ”ミノルと対戦するブアカーオ・パンチャメークが、この試合のオファーを受けた真意を語った。



【動画インタビュー】木村ミノル、復帰戦でブアカーオに勝利&パッキャオ戦に意欲



 木村は2022年末にK-1を離脱し、7年ぶりにRIZINに参戦した昨年6月の『RIZIN.43』でロクク・ダリから豪快なKO勝利を収めたが、試合後のドーピング検査で陽性が発覚して失格&半年間の出場停止処分となった。停止期間が明ける大みそか大会で安保瑠輝也との対戦が発表されたが、2度目の検査でも陽性反応となり、試合は中止に。そして今年2月の3度目の検査で陰性となり、大会まで1週間を切った段階でブアカーオとの復帰戦が決定した。



 緊急参戦となったブアカーオだが「心境はいつもどおりです。自分でもこういう対戦カードのオファーに驚きはしたけど、自分は常日頃から練習をしていていつでも試合ができる準備ができている。いまは体調を整えているところです」と自信を見せる。木村についても「知っていたし、タイの選手と戦っている試合を見てきた。体の強くてパンチが重いので警戒しないといけない。前回の安保(瑠輝也)選手との試合とは違うスタイルになる」と分析はできている。



 ドーピング違反については「絶対に自分は違反行為には同意できない。ドーピングを使うとそれだけで対戦相手よりも有利な状態になるので、絶対に良くないことである。自分は決して使ったことがないし、厳しい練習を重ねてきれいな体を作ってきた」と厳しく指摘する。



 一方で、今回の試合を受けたことでドーピング違反をした木村に“復帰の機会”を提供したこと形にもなる。その真意について「自分と戦うことで木村選手が二度とドーピングを使わないと気持ちを改めることができれば、復活の機会を与えることに意味があります」と説明。そして「今回の試合が終わったら、自分もきれいな体であると証明するために、ドーピング検査を受けることに異議はないです」と明言した。



 これまで多くの試合を経験してきたブアカーオだが、74キロでの試合は初めてで「スムーズな動きができるか気になるところでもある。どんな試合になるかもわからないのが正直なところです」と一抹の不安ものぞかせる。また、ケージでの試合も初めてなので「ロープがないので戦い方のスタイルやリズムの取り方、フットワークを変えていかなければいけない」と語った。



 なお、今回のRIZIN参戦の前には、今年1月に“ボクシング界のレジェンド”マニー・パッキャオ(フィリピン)との試合が発表されたが、4月に延期になり、その後に中止になった。現在もプロモーターと話を重ねているが「パッキャオが戦える状態ではない」という話しか聞いておらず、「タイではない第三国での可能性もあり、契約は続いてるので日程を詰めていくことになる」と現状を明かした。

関連記事


最近の記事

茨城の求人情報

全国・世界のニュース