【エンタメ総合】
『ニュースウオッチ9』番組初の記者キャスター2人体制へ「現場の取材実感を大切にしていきたい」

『ニュースウオッチ9』『サタデーウオッチ9』取材会に出席した(左から)佐藤真莉子キャスター、広内仁キャスター、星麻琴アナ(C)ORICON NewS inc.


 新年度からNHK『ニュースウオッチ9』(月~金 後9:00)に新たに加入する星麻琴アナウンサー、広内仁記者、佐藤真莉子記者が27日、同局内で行われた取材会に参加。岩田敏志編集長とともに番組のコンセプトや見どころを紹介し、意気込みを語った。



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 同番組は2006年にスタート。新キャッチフレーズは「とどける。いまを、深く。」。同番組初の試みとして高い専門性を持つ2人のキャスターを新たに起用。多角的な視点から、日本、世界で起きている「いま」を、国内外の記者とともに現場で徹底取材する。正面から、より丁寧に、ひたむきに、顔の見える信頼のニュースを視聴者に「とどける」60分となる。



 岩田氏は番組初の記者キャスター2人体制になることについて「社会さまざまな問題や複雑化した意見の分かれる問題が増えている中で、それぞれの専門性を生かしてより多角的にお伝えしていきたいという思いがありました。解説も深めていきたいですし、記者キャスターが2人になることによって現場の取材実感を大切にしていきたいという狙いがあります」と説明を加えた。



 広内記者は「キャスターは記者をやるなかでひとつの集大成だと考えていました」と憧れもあったそう。「『キャスターに』と言われて『自分が(担当するなんて)』という思いと、思っていたからこそのプレッシャーを感じています」と心境を告白した。佐藤記者は「直前に聞き、青天の霹靂はこういう時に使うのかと思いました。電話で聞き直してしまうほど、びっくりしました」と振り返り、「自分の言葉で伝えたい思いをもって記者になりましたので、キャスターになっても自分の言葉で伝えられるキャスターになりたいと思っています」と意気込んだ。



 星アナは「取材してきたからこそ話せるお話は専門の記者2人がいますので」とキャスター2人に信頼を寄せ、「アナウンサーとしてできる視聴者の皆さんに一番近いと考えております。わかりやすい放送を目指していきたいと思います」と力を込めた。



 広内キャスターは、これまで横浜、報道局、ワシントン支局、福岡に勤務し、現在は「政治部副部長デスク」、佐藤キャスターは福島、報道局、アメリカ総局に勤務し、現在は主にアメリカやカナダの事件・事故・災害など、トランプ前大統領の裁判からジェンダー問題まで幅広く担当している。星アナは、これまで岡山、札幌に勤務、現在は『日曜討論』の司会を務めている。

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