【エンタメ総合】
『光る君へ』瀧内公美、明子が兼家の扇を狙うシーンを回想【君かたり】

大河ドラマ『光る君へ』の場面カット(C)NHK


 大河ドラマ『光る君へ』(毎週日曜 後8:00 NHK総合ほか)キャストの撮影現場からのコメントを届ける「君かたり」が、同局の公式サイト内で更新された。今回は、源明子を演じる瀧内公美の声を紹介する。



【濃厚ラブシーン】吉高由里子に柄本佑が覆いかぶさって…



――源明子について

本音と建前というのがしっかりある女性で自分の目的に対する芯がしっかりしている人だなという印象です。兼家さんが「父はご息災ですか?」ということを問うシーンに対しても「父は亡くなりました」と答えればいいものの「父は太宰府から帰ったあと身まかりました」というふうに答える。事細かくいうその受け答えが彼女の芯がある部分だなというふうに思っています。



彼女の中には「あなたもどこかで関わっていたはずですよね?」ということを思い出させるような意味合いがあったと思うのでそういった言葉を兼家さんに投げかけることができる明子というのは、強い女性だなという風に思いました。



――藤原兼家の扇を狙うシーン

やはり兼家さんに会えるまでの年月というものは非常に長かったと思うんですね。父が失脚した後に道長の姉・詮子さんが養女のように育ててくださって、そのおかげでなんとか自分の居場所があったわけですけれども、そして詮子さんの後ろ盾のおかげによって道長の妻、妾になれたわけですが、やはりそこまで行くまでに、つまりは兼家さんに近づいていくまでにいろんなステップを踏んでいかなければならなかったっていう、それでも自分の思いとしては呪詛するという思いに関してはそれだけ強いものがあったので、会えた喜びとある種の喜びと自分の復讐心が増幅していく思い、でも呪詛するという目的はありますから、その本人に対して怒り狂うような思いではなく、一種の穏やかな気持ちに達観していくというような思いにはなりましたね、演じていて。



だからなんか必然と笑みがこぼれるといいますか、それがどうしてかはわからないんですけれども、そういうふうに演じたほうがいいだろうなとも思っていましたし、いろいろ複雑な思いはあるけれど、不思議な感覚にいけたようなシーンでもありました。

関連記事


最近の記事

茨城の求人情報

全国・世界のニュース