【映画】
第4回「HOPPY HAPPY AWARD」決定&「HOPPY+SSFF & ASIA」新作ショートフィルム 『相対性長屋論』の見どころ語る

『ショートショートフィルムフェスティバル&アジア2024』アワードセレモニー『Hoppy Happy Award』発表・授与の模様(C)ORICON NewS inc.


 17日、東京明治記念館で行われた『ショートショート フィルムフェスティバル & アジア(SSFF & ASIA) 2024』アワードセレモニー内で「HOPPY HAPPY AWARD」授賞式が行われ、第4回「HOPPY HAPPY AWARD」に倉田健次監督の『十日と永遠/10 Days to Eternity』が受賞。さらに昨年第3回HOPPY HAPPY AWARDを『私たちは他人です』で受賞した上條大輔監督が手掛けた『相対性長屋論』で主演を務めた池田朱那、永田凜が登壇し、ホッピービバレッジ株式会社・代表取締役社長・石渡美奈氏と共に見どころを語った。



【写真】新作ショートフィルム 『相対性長屋論』の見どころを語った主演の池田朱那ら



 「HOPPY HAPPY AWARD」は、日本人監督のノミネート作品のなかから「Be HAPPY with HOPPY」を掲げるホッピーの思いを体現するショートフィルムに贈られる賞。受賞作品は、SSFF & ASIAとホッピー社が共同で手掛けたオンラインでショートフィルムを無料鑑賞できるWebサイト「HOPPY HAPPY THEATER」にて配信。さらに受賞監督には賞金50万円のほか副賞として、賞金50万円のほか、次に「HOPPY+SSFF & ASIA」が製作するショートフィルムを監督する権利が授与される。



 昨年第3回HOPPY HAPPY AWARDを「私たちは他人です」で受賞した上條大輔監督が手掛けた『相対性長屋論』が今年の映画祭で特別上映された。本作は、HOPPYと映画祭がコラボした第5弾作品となるが、企画のあらましについて石渡社長は「コロナ禍で信じられないぐらい時間があったとき、江戸時代の文学にハマり、片っ端から読みました。その多くの作品が長屋を舞台にした人情物語だったんです」と語ると「ぜひ長屋を舞台にした作品を撮りたいと思いました」と説明する。



 『相対性長屋論』は、大学でも有名なお人好しの梨花(池田)と、合理的で無駄な事が嫌いな響(永田)という正反対の二人が、学生課に提出する為に入手した戸籍謄本から知ることになった事実に愕然としながらも、住所に記載された長屋に赴くことでさまざまな感情を想起させていく物語。



 梨花を演じた池田は「梨花は自分のためにある時間を惜しみなく人に使う優しい人。とても魅力的なキャラクターで、明るさや優しさ、強さを最大限に表現するために、私自身が梨花を尊敬するところから始めました」と役作りについて語る。



 一方響を演じた永田は「人には興味ないのに、なぜか彼氏がいたり、梨花が親友になってくれたり……と面白い人」と笑顔を見せると「私自身、あそこまで淡白なキャラクターを演じたことがなかったので、新鮮味があって面白かったです」と感想を述べる。



 人とのつながりやホッピーが絡み合う軽快なストーリーに池田は「長屋のシーンがとても素敵なので、いろいろな人が『梨花ちゃーん』と言ってホッピーを飲むシーンはぜひ観てほしいです」とアピールすると、永田も「一人だけ異質な響の視点でも、梨花のハッピーな視点でもどちらでも楽しめる作品です。長屋の皆さんのハッピーパワーを感じてほしいです」と見どころを語っていた。



 また後半では、見事「十日と永遠/10 Days to Eternity」で第4回「HOPPY HAPPY AWARD」を受賞した倉田監督も登壇。「このような賞に私どもを選んでくださってありがとうございます」と笑顔を見せると「これまでの作られた作品と変わらないぐらい素晴らしいものになるように頑張りたいと思います」と次作への抱負を述べていた。



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