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関学アメフト部、カンテレに抗議 “大麻使用疑惑”インタビュー「確実に本学の学生ではありません」
関西学院大学アメリカンフットボール部所属のU20日本代表選手5人が日本アメリカンフットボール協会から処分を受けた件に関し、同部は9月1日、カンテレの報道に対して抗議を表明した。
【写真】深く頭を下げた林真理子理事長
同部公式サイトを通じ「関西テレビ放送が8月30日18時台のニュースで、あたかも弊部の部員が大麻使用を内部告発したかのような学生のインタビューの映像が流れ、『関西学院大学アメフト部の関係者』と記していましたが、いくつかの点から確実に本学の学生ではありません。関西テレビ放送には抗議しますので、事実と異なるニュースにご注意をお願いいたします」と伝えた。
日本アメリカンフットボール協会は8月30日、6月19日から7月2日にかけて行ったU20代表のカナダ遠征の際、関学アメフト部の5人に重大な規律違反があったとし、処分を発表した。個人情報保護の観点から、選手の実名や違反内容の詳細についての公表は差し控えるとしている。
その上で「選手1人については、大麻含有製品の蓋然性がある物質を所持・使用したことを理由に、日本代表に選抜される資格を無期限停止とし、所属大学に当該選手の無期限活動停止を勧告しました。他の選手4人はその他の規律違反が認められたため、有期の日本代表選抜資格停止(1、2年間)かつ厳重注意とし、うち1人についてはさらに所属大学に当該選手の6か月間の対外試合出場停止を勧告しました」とした。現場責任者を務めた日本協会常務理事(強化育成担当)も厳重注意処分とした。
関学アメフト部は、公式サイトを通じ「弊部として、本学選出の代表選手5人が処分を受けたこと、部に対して勧告を受けたことについて、大変重く受け止めております。また、本件によって日本代表チーム並びに関係の皆様に大きな混乱を招きましたこと、日本協会の皆様に調査等の膨大な労力をおかけしたこと、深くお詫び申し上げます」と謝罪。
同日会見を開くとともに「弊部として日本協会の発表内容とは見解に相違がある部分もあり、今後、日本協会から処分の理由・根拠について説明を受けたのち、弊部としての対応を明らかにしたいと考えております」としている。