【エンタメ総合】
日テレ、『放課後カルテ』原作者と会話「世界観の醸成を行ってきた」 子役は500人規模オーディション

松下洸平 (C)ORICON NewS inc.


 日本テレビは18日、2024年秋の改編説明会を実施。同局コンテンツ制作局プロデューサー・岩崎秀紀氏が『放課後カルテ』(10月12日スタート、毎週土曜 後9:00)について語った。



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 原作は、日生マユ氏の同名漫画(講談社『BE・LOVE』所載)。東多摩第八小学校を舞台に、文句ばかりで口も態度も大きい小児科医・牧野(松下洸平)が、その観察眼で“言葉にできないSOS”を見抜き、未来に向かう子どもたちの背中を押す保健室ヒューマンドラマとなっている。



 岩崎氏は「漫画『放課後カルテ』の世界観を大事に子どもの日常を描く」と説明。「原作の日生マユ氏とお会いして、世界観の醸成を行ってきた」とし、「映像だからこそできる子どもの日常に隠れているものを描きたい」と語った。



 また、見どころとして優しくて柔らかいイメージのある松下が、見たことがないキャラクターを演じるほか、子どもたちの芝居を挙げた。500人規模のオーディションを通じ、30人以上の子どもが出演する今作。岩崎氏は「どの子もすばらしい俳優たちです。彼らの底力に圧倒され、撮影現場で何回も泣かされています」と期待を高めた。



 同局の改編率は全日5.1%、プライム帯12.3%、ゴールデン帯9.7%となった。会見のMCは、ラルフ鈴木アナウンサーが務めた。



 昨年10月期に同局は、小学館の漫画原作の『セクシー田中さん』を放送。ドラマ終盤の脚本を原作者・芦原妃名子さん自身が執筆し、これに対する反響などを受け、今年1月26日、芦原さんは自身のXに「今回のドラマ化で、私が9話・10話の脚本を書かざるを得ないと判断するに至った」経緯を長文でつづり、その後投稿を削除の上、29日に急逝した。



 同局は、5月31日に社内特別調査チームによる調査結果を公表。6月3日には小学館が特別調査委員会による調査報告書を示した。その後、7月22日に同局が調査報告書をふまえた『日本テレビドラマ制作における指針』を公表。「ドラマ制作プロセス改善推進チーム」を組成し、「日本テレビは、ドラマ制作にあたり、原作者・脚本家をはじめとするクリエイター、キャスト、スタッフ等、ドラマに携わるすべての関係者を尊重し、安全・安心な制作プロセスと体制の構築に努めてまいります」として「ドラマ制作」「SNS」「人材育成」などの柱からなる体制構築策を伝えていた。

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