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藤田菜七子、騎手引退 JRAが発表「騎手免許の取消申請があり、11日付けで」
JRA(日本中央競馬会)は11日、公式サイトで騎手の藤田菜七子の引退を発表した。
【写真あり】7月には…JRA職員との結婚を報告していた藤田菜七子
同サイトでは、「藤田 菜七子騎手の引退」と題し、「藤田 菜七子騎手(美浦・根本 康広厩舎)から騎手免許の取消申請があり、10月11日(金曜)付けで騎手免許を取り消しましたので、お知らせします」と報告した。
藤田をめぐっては9日、一部週刊誌が藤田が競馬場内調整ルーム居室内に通信機器を持ち込み、外部の人間と連絡を取っていた形跡があったと報道。JRAは10日、公式サイトで「騎手 藤田 菜七子(美浦・根本 康広厩舎)は、2023年4月頃まで複数回にわたり、調整ルーム居室内に通信機器(スマートフォン)を持ち込み、通信していたことが判明しました」と報告。続けて「本会の騎手として重大な非行があったものと認められるため、日本中央競馬会競馬施行規程第148条第2項により本事案について裁定委員会に送付するとともに、同条第4項により2024年10月11日(金曜)から裁定委員会の議定があるまで同騎手の騎乗を停止することとしました」と伝えていた。
藤田は1997年8月9日生まれ、茨城県守谷市出身。2016年デビュー。16年ぶりに誕生したJRA生え抜きの女性騎手として注目を集め、18年にJRA女性最多勝利記録を樹立。翌19年には女性騎手としては史上2人目、JRA所属の女性騎手としては初のJRA重賞制覇を果たした。今年7月にはJRA職員との結婚を発表していた。