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大橋悠依、晴れやか笑顔で現役引退会見「大満足の競技人生でした」

笑顔で現役引退会見を開いた大橋悠依 (C)ORICON NewS inc.


 競泳日本代表で2021年の東京オリンピック女子個人メドレー(400メートル、200メートル)で二冠を達成し、今夏のパリオリンピックでも200メートル個人メドレーに出場した大橋悠依(29)が18日、都内のホテルで現役引退会見を開いた。



【写真】恩師・平井伯昌監督から花束を受け取る大橋悠依



 会見の冒頭、大橋の最大の恩師である元日本代表ヘッドコーチの平井伯昌監督が登壇し、花束を渡した。「本日はお忙しい中お集まりいただきありがとうございます。私、大橋悠依は、先日の国民スポーツ大会でのレースを最後に競技生活から引退することを決意いたしました」と晴れやかな表情で伝えた。「約21年間の競技生活でしたが、本当に充実していて、大満足の水泳人生でした。本当に多くの方々にお世話になりました。競技人生に関わってくださった全ての皆様に、この場をお借りして心から感謝申し上げます」と話す。「最初は、姉が水泳に先に通っていたことだったり、体があまり丈夫な方ではなかったことを理由に始めた水泳だったんですが、本当に好きなことを、こんなに長く続けることができて、また夢にも思っていなかったオリンピックという舞台で金メダルを獲得することで、また二冠に輝くということを、 達成することができて、本当に幸せな大満足の競泳人生でした」と笑顔で振り返った。



 続けて「貧血だったり、怪我だったりも、東京オリンピックからの3年間だったり、苦しいことも 多かった競泳人生でしたが、今、最後は晴れやかな気持ちでこうして引退を迎えることができて、すごく誇りに思っています」としみじみ。「改めて振り返ると、私の競泳人生は本当に人との出会いに恵まれていたと感じました。本当に必要な時に出会うべき人に出会って、その繰り返しの中で多くのことを学ばせていただき、また支えていただいた。本当にそのことがあって、こうして成果を残すことができたと思っています。本当に感謝しています」とする。今後は、水泳教室などを通して幅広い世代へ水泳の楽しさを知ったり、特別コーチとして選手の強化に務めるそうで「私のこれまでの競泳人生で得た経験だったり、知識だったりを1人でも多くの方にお伝えしていただくことができればいいなという風に思っています」と決意。さらに「来年からは大学院への進学も予定しております。自分自身の経験からも興味を持ったのスポーツ栄養学について学んでいく予定です」と発表。「これまでの経験を全て生かしながら、自分にできること、自分にしかできないことも見つけながら挑戦を続けていきたいです」と宣言すると「楽しい人生をこれからも作っていけるように頑張りたいと思います。ありがとうございました」とキラキラした顔で話していた。



■大橋悠依プロフィール

1995年10月18日生まれ。イトマン東進所属。幼稚園時代に姉の影響を受けて、彦根イト マンスイミングスクールで水泳を始める。小学校3年生の時に50メートル背泳ぎで初めてジュ ニアオリンピックに出場。2014年に東洋大学に入学。2017年の日本選手権で、400メートル個人メドレーで日本新記録を樹立。世界水泳(ブダペスト)では、200メートル個人メドレーで銀メダル(日本新記録)を獲得。2021年の東京オリンピックでは、400メートル個人メドレー、200メートル個人メドレーで日本女子史上初2冠を達成。2024年のパリオリンピック200メートル個人メドレーに出場した。

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