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来秋朝ドラ『ばけばけ』ヒロイン夫役は誰? モデルは外国人の英語教師 制作統括が回答

連続テレビ小説『ばけばけ』のヒロインを演じる高石あかり(C)NHK


 NHKは29日、第113作目となる2025年度後期(大阪制作)の連続テレビ小説『ばけばけ』のヒロイン・松野トキを高石あかり(※高=はしごだか)が演じることを発表した。質疑応答では、ヒロインとともに生涯を歩む夫役のキャスティングについて質問が飛んだ。



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 本作は、島根で生まれ育ったヒロイン・松野トキがつまずきながらも前向きに生きていき、世界を転々とした末に日本にたどり着いた外国人の英語教師と出会い、“怪しい話好き”という共通点から次第に心を通わせていく。実在の人物である松江の没落士族の娘・小泉セツ(1868-1932)をモデルとしているが、大胆に再構成して登場人物名や団体名などは一部改称してフィクションとして描く。原作はなく、脚本はふじきみつ彦氏が手掛ける。



 ヒロインのモデルとなった小泉セツ(1868-1932)は、松江藩家臣の小泉家の次女として生まれ、直後に稲垣家の養女になる。没落した家を支えるため11歳から織子として働く。1886年に結婚するも一年で夫は出奔。その後、松江に英語教師として赴任してきたラフカディオ・ハーンのもとで住む込みで働くようになり、当時珍しかった国際結婚をする。再話文学の語り手として、ハーンの著作に大きく寄与した。



 ラフカディオ・ハーン(小泉八雲/1850-1904)はギリシャ生まれのアイルランド人(英国籍)。アメリカでジャーナリストとなった後、1890年に来日。松江に英語教師として赴任する。その後、熊本五高、東京帝国大学、早稲田大学でも教鞭をとる。1896年、小泉セツと結婚、日本に帰化し、小泉八雲を名乗る。『知られぬ日本の面影』『怪談』など、日本の古来の文化を記した著作は高く評価されている。



 夫役について制作統括・橋爪氏は「オーディションを国内海外問わず広く行い、すでにオーディションは終了しました」と報告。その人物についての“ヒント”を求められると「素晴らしい人に決まりました。そう遠くない未来に皆さんにお伝えできると思います」と語るにとどめた。



 連続テレビ小説は、橋本環奈が主演の『おむすび』を放送中。25年前期は今田美桜が主演の『あんぱん』が放送される。

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