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堂本光一、現帝劇最後の『Endless SHOCK』にしみじみ 最後まで“Show Must Go On!”の精神「これが最後になる」
KinKi Kids・堂本光一が8日、東京・帝国劇場で主演するミュージカル『Endless SHOCK』のゲネプロと取材会を開いた。
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2000年11月の初演で、帝劇史上最年少座長として光一が当時21歳で帝劇初出演・初主演を務めて以来、毎年上演し続け、全日程即日完売を毎公演積み重ねてきた『SHOCK』シリーズ。『SHOCK』は、“Show Must Go On!”という言葉の意味を問い続けながら、エンタテイナーのコウイチとそのカンパニーが運命を駆け抜ける姿を描く、オリジナル・ミュージカル作品。
光一が、足掛け24年間で、代役なしの国内演劇単独主演記録1位を更新し続け、28日午後1時公演には大きな節目となる上演回数2100回を達成。世界的に類を見ない大記録となった。
2024年公演は4・5月に帝国劇場、7月中旬から8月中旬にかけて大阪・梅田芸術劇場、9月に福岡・博多座と、全国をめぐってきたが、きょう11月8日から現・帝国劇場最後の公演を行う。11月29日の大千穐楽公演をもって、『EndlessSHOCK』は24年間の歴史に幕を下ろす。
光一は「4月、5月と帝劇でやりました。地方公演を経て、ここ帝劇に戻ってきました。地方公演をやっていた時は、最後ということを意識せずにできた。それがよかったと思う。ここ帝劇に戻ってきて、帝劇のけいこ場でけいこをしている時に『このけいこ場も、もう最後なんだなぁ』と感じたりした。きのう、おととい、さきおとといの小屋入り、場当たり自体も最後なんだな、と。一つひとつ、ひしひしと感じてきています。ゲネプロもラストですから」としみじみ。
一方で、「いつもステージに立つ時は、初日だろうが千秋楽だろうが中日だろうが関係ない。意識している暇もないステージなので」としながらも「きょうの夜から初日が始まって、そんなに意識的にはできないものと思っています。一つひとつの公演に懸けて、いつも通り」と宣言した。
“Show Must Go On!”という精神について光一は「時代と共に言葉も受け取る側にとって変わってくる。もはや哲学的。ライバルのタツヤのせりふにもあるけど『コウイチは消えることを知りながら走り続けている』と。何のために走り続けているのか。死んでいなくなってしまうのに。『SHOCK』自体も、これが最後になるわけですが、もっと千秋楽まで良くしようとする。なんのためにするのか。そこには答えがない。幕を開けたら、そこにお客様がいる。ステージに立って、後ろを振り返ればたくさんの素晴らしい仲間たちがいる。オーケストラピットには素晴らしい音楽の皆さんがいる。ステージの横を見渡せばたくさんのスタッフがいる。その皆さんのために頑張ろう、というのがすべてじゃないかなと思います」と万感の思いを語っていた。
取材には、上田竜也(KAT-TUN)、ふぉ~ゆ~(福田悠太、辰巳雄大、越岡裕貴、松崎祐介)、松尾龍(SpeciaL)、松浦銀志、綺咲愛里、中村麗乃(乃木坂46)、前田美波里も参加した。