【音楽】
『第11回JASRAC音楽文化賞』 久保田麻琴、杉並児童合唱団、モントレージャズフェスティバルイン能登実行委員会が受賞

『第11回JASRAC音楽文化賞贈呈式および感謝状贈呈式』の模様(C)ORICON NewS inc.


 日本音楽著作権協会(JASRAC)は18日、都内で『第11回JASRAC 音楽文化賞贈呈式および感謝状贈呈式』を行った。今回の受賞者は久保田麻琴、一般財団法人杉並児童合唱団、モントレージャズフェスティバルイン能登実行委員会となった。



【写真】音楽文化賞を受賞し喜びを語った久保田麻琴



 久保田は、受賞のスピーチで「正直驚いております。選考委員の方から(受賞理由を)聞いて、なるほど、それならきっと喜んでお受けするべきだろうと思いました。改めて、お礼を。ありがとうございます!こういう私の活動ができたのも、先達がちゃんと資料を残しておいてくれていたおかげです」と言葉に力を込めていた。



 『JASRAC 音楽文化賞』は、売り上げや利用実績などの数字には表れない地道な活動を行っている個人・団体・作品等に光を当て、音楽文化に寄与した功績を称え顕彰することにより、今後の活動への励みとすることを願い、2014年11月に創設。受賞者には表彰盾と副賞(30万円)が贈られる。



 選考委員は、河村能宏氏(朝日新聞東京本社 文化部次長)、佐竹慎一氏(共同通信社 編集局文化部副部長)、高橋俊雄氏(日本放送協会 解説委員室解説委員)、吉田俊宏氏(日本経済新聞社 総合解説センター編集委員)、清川仁氏(読売新聞東京本社 編集局文化部次長)が担当した。



 贈呈式には弦哲也JASRAC会長、JASRAC音楽文化賞受賞者、長期契約者(代表者のみ)らが出席した。



■『第11回JASRAC音楽文化賞』受賞者

久保田麻琴(東京都)

世界各地を巡り、地域に根差した多様な音楽の魅力をCD制作や著書で紹介、国内でも風土に伝え継がれる伝統音楽を独自の視点で発掘・発信し、後世に保存しようと尽力。豊かな音楽文化の醸成に大きく寄与している。



一般財団法人 杉並児童合唱団(東京都)

60年にわたる活動の中、現在でも200人を超える団員を維持し、多岐におよぶ活動を継続している。オリジナリティ豊かな楽曲の開発にも力を入れ、多くの作品を発表。同合唱団が中心となり、研修大会の開催や各地の団体との交流を行うなど、全国の児童合唱団のけん引役となっている。



モントレージャズフェスティバルイン能登実行委員会(石川県)

1989年から開催されている国内有数のジャズフェスティバルを主催する。今年1月1日に発生した能登半島地震で開催が危ぶまれたが、音楽の力で被災者を元気づけようと入場無料、出演アーティストも出演料なしで支援し、無事開催に至った。音楽を地域に根付かせる継続した取り組みを称える。

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