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58歳・小谷実可子、来年の世界マスターズ水泳大会に向け…メンバー全員で初練習「ワクワクしています」【連載1回目】
2025年7月にシンガポールで開催される世界マスターズ水泳選手権に出場することを発表したアーティスティックスイミング(AS)の小谷実可子(58)。来年7月30日の初戦まで残り250日となったきょう22日より、挑戦の軌跡を記す連載『生涯現役!58歳 アーティスティックスイミング小谷実可子の挑戦』をスタートする。1回目となる今回は、今月10日にチームの種目に出場する全6選手が初めて揃い、全体練習を行った模様を送る。
【写真】スタイル抜群!健康美あふれる姿で練習に臨む小谷実可子ら
小谷は「やっぱり全員揃った中で、練習をするのは楽しかったです。フォーメーション、どういうふうに並ぶのか、どういうふうに形を作るとか、チームならではの練習をできたので、泳ぎながら『チーム種目も今回泳ぐんだ!』と実感することができました」としみじみ。「メンバーはオリンピアンや元日本代表ら、ASのトップ選手ばかり。移動が速かったり、キレが良かったりするので、自分の中でレベルの高いチームでトライできていると感じていますし、ワクワクしています」と声を弾ませた。
小谷と共にチーム種目に出場するのは、安部篤史(42/2019年世界水泳選手権銅メダリスト)、渡辺千晶(46/2003年世界水泳選手権銀メダリスト)、藤丸真世(45/2004年アテネ五輪銀メダリスト)、箱山愛香(33/2016年リオ五輪銅メダリスト)、木村叶(32/2015年スペインオープン銅メダリスト)と豪華な顔ぶれとなった。
このメンバーで泳ぐことになった理由について、小谷は「昨年の世界マスターズ水泳九州大会でデュエットを組んだ藤丸真世さんと話しをしていて、彼女は平日に仕事があるため練習ができない。それであれば、週末に練習できるメンバーを集めないといけないね、と話をしていました。その中で『ぜひやりたい』と言ってくれた人たちで構成しました。年齢というよりも、マスターズに対して挑戦したいという意欲のある人を選びました。意欲のない人を無理やりメンバーとして揃えるのではなく、真剣&楽しくこの挑戦を捉えてくれた人たちが集まってくれました」と語る。
家庭を持っている人や仕事が多忙の人など、全員のライフスタイルが違う中、6人で練習できる時は数少ない。そのような中でもアイデアを出し合いながら、主体的に演技を作っていくことがマスターズの一番の魅力と明かしてくれた小谷。現在、10以上の役職を持ちながらも、時間が空いた時にはトレーニングやプールに入ることを欠かさない姿勢は、58歳になった今でも彼女がトップアスリートだということを証明している。