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城島健司、福岡ソフトバンクホークス「CBO」就任 小久保監督「城島健司がやっと野球だけに向き合う時間がきた」

(左から)小久保裕紀監督と握手をする城島健司CBO (C)SoftBank HAWKS


 福岡ソフトバンクホークスは21日、福岡市内で城島健司会長付特別アドバイザー兼シニアコーディネーターの「チーフベースボールオフィサー(CBO)」就任会見を開催。会見の模様を同球団YouTube公式チャンネルで配信した。



【写真】三笠GM、小久保監督とともに球団のビジョンを語る城島健司CBO



 CBOとは、2025年1月に新設する役職で、コーディーネーターの統括や1軍監督のアドバイザー、球団運営への参画などを担う。三笠杉彦取締役GMは、「城島CBOには、20年から会長付特別アドバイザーとして、球団運営に関与していたいただいており、今年はシニアコーディネーターとして役職を追加させていただいて、ホークスの4軍制のなかで旗振り役として活躍いただきました」とこれまでの功績を振り返り。その上で「来年は完全に球団にコミットしていただいて、小久保(裕紀)監督、フロントと共にチームの強化。小久保監督をサポートしつつ、球団全体、1軍から4軍、フロント、スタッフも含め、同じ方向を向いて活動していく。長く、強いホークスを作り上げていくというところを中心のミッションとして、今回ご就任いただいた」と、新職設立と就任の理由を語った



 続けて城島CBOは、「なんか横文字で長いやつがいっぱいになりましたけど(笑)。毎年役職が変わっていて、長いんですよね」と肩書の長さをいじりつつ、「『CBO』名の通り、“最高野球責任者”に就任にあたって、三笠GMから話をいただいたときに、これは小久保監督の協力なしではできないということで、シーズン中にお話をさせていただきました」と、監督に相談したことを明かした。



 その上で「『おう、ジョー、やろう』と。意見も一致しましたし、シーズン中もいつも話していますので、小久保監督の考え方も理解しています。我々の組織は120人の選手を抱えていて、3軍、4軍制もいち早く作ってきたチームでありまして。トライアンドエラーの繰り返しで我々は今こういう組織を作ってきています。そういう意味では、新しいことに小久保さんもチャレンジしてますから、せっかく現場がいいことやってるんだったら、フロントもしっかり理解して、未来の人につなげていく。それが僕の仕事だと思います」と、自身の役割について語った。



 また、会見では王貞治会長にも言及。城島CBOは「一番大事なのは、我々の組織では王貞治というすごい人物と一緒に仕事をしている。世界的に見ても、1人の人間が30年以上携わっている球団はそうないと思っています。その方が作り上げてきたホークスを、福岡の街の方、ファンの方たちに、しっかり知ってもらう。そういうのも僕らの役目だと思っていますし、未来のフロントマンにつなげていけるように仕事をしていきたい。そういう思いで就任しました」とあいさつした。



 小久保監督も「城島CBOとは、現役の時からともに優勝目指して戦ってきた仲間だったわけですから、今年もかなり会話もさせてもらいました。城島CBO、三笠GMたちがフロントとして考えていることを理解できますし、それを強固にしていかない限りは、強いチームであり続けることができないだろうなと」と話し、「城島健司がやっと地に足付けて、野球だけに向き合う時間がきたなと、心強く思っています」と語った。



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