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キム・スヒョン、新作『ノックオフ』は「甘くない」 ロマンスの比重は「10%から15%くらい?」

『ノックオフ』キム・スヒョン、チョ・ボア=「ディズニー・コンテンツ・ショーケース2024」にて


 シンガポールのマリーナベイ・サンズで20日・21日の2日間にわたり開催された、ウォルト・ディズニー・カンパニーのラインナップ発表イベント「ディズニー・コンテンツ・ショーケース APAC 2024」。韓国ドラマ『ノックオフ』のプレスカンファレンスに、メインキャストのキム・スヒョン(『涙の女王』)、チョ・ボア(『この恋は不可抗力』)、パク・ヒョンソク監督(『秘密の森2』)が参加した。



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 1997年に起きたアジア通貨危機により、突如失業者となった主人公ソンジュン(演:キム・スヒョン)は、かつての栄光を取り戻そうと、違法のブランドコピービジネスに手を染め、業界でトップの地位を築いていく2000年代初頭を描いたドラマ。



 本作の主人公ソンジュンを演じるにあたり、キム・スヒョンは「演技をする際には、特定の感情を内側に溜め込まないように心がけました。その瞬間に受けた刺激を即座に表現することを意識して演じました」と話した。



 会場の記者から「最近、主にロマンス作品に参加されていますが、『ノックオフ』でのロマンスの比重はどれくらいですか?」と、『涙の女王』との違いについて質問されると、キム・スヒョンは「監督さん、ロマンスの割合はどれくらいですか?(笑)」と丸投げ。 これを受けてパク・ヒョンソク監督は「10%から15%くらいだと思います。 前作では温かく甘い役を演じたのに対し、『ノックオフ』のソンジュンは冷徹で冷静で、ただ生き残るためだけに現実的な人物だと思います」と代わりに答えた。



 キム・スヒョンはオファーを受け、脚本を読んでとても魅力を感じたと言い、「ソンジュンという人物の生き方や、普通の会社員から商売人になり、コピー商品界の帝王になる過程が興味深く、面白く表現できると思いました」と話した。



 また、ソンジュンとの共通点を問われると、「あまり似ているとは思えません。 ソンジュンというキャラクターは、私よりも目配せが多いキャラクターだと思います。 その代わり、ソンジュンが持っているカリスマ性は似ているところだと思います」と答えていた。



 ソンジュンの元恋人で、偽造品取り締まり特別司法警察ヘジョン役を演じるチョ・ボアは、「私が10代の頃、幼少期の90年代 2000年代の韓国を表現できたということにワクワクしましたし、素材や場所、背景がノスタルジックで面白かった」とコメント。



 お互いの印象について、キム・スヒョンは「チョ・ボアさんは性格が穏やかで柔らかく、どんなせりふを言っても優しく受け止めてくれる方です。個人的に、和気あいあいとした現場の雰囲気がとても好きなので、チョ・ボアさんとは自然に会話が弾みました。演技面や台本についてだけでなく、現場では監督ともたくさん話をしながら、リラックスした和やかな雰囲気の中で撮影が進みました」。



 チョ・ボアは「キム・スヒョンさんと演技をするのは初めてですが、目つきや声のトーン、演技をするときに没頭できる雰囲気を作ってくれたので、安心して頼りながら撮影しました。まだ撮影が続いている状況ですが、今後の化学反応が楽しみな関係です」と話した。



 パク・ヒョンソク監督は「おふたりは捕まえる者と追われる者の関係です。違うケミストリーですが、確かにお二人の間にはものすごいケミストリーが存在すると確信しています」と手ごたえを語っていた。



 同ドラマは、動画配信サービス「Disney+(ディズニープラス)」で、2025年に配信予定。

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