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『パイン ならず者たち』海の中の宝物を探す物語、リュ・スンリョン、ヤン・セジョンら登壇【Disney+】
シンガポールのマリーナベイ・サンズで20日・21日の2日間にわたり開催された、ウォルト・ディズニー・カンパニーのラインナップ発表イベント「ディズニー・コンテンツ・ショーケース APAC 2024」。韓国ドラマ『パイン ならず者たち』のプレスカンファレンスに、メインキャストのリュ・スンリョン(『ムービング』)、ヤン・セジョン(『イ・ドゥナ!』)、イム・スジョン、カン・ユンソン監督(『カジノ』)が参加した。
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本作は、1970年代の韓国を舞台にしたクライム・アクション・シリーズ。韓国沖で貴重な財宝が発見されたことを機に、ならず者たちがその財宝をめぐり激しい奪い合いを繰り広げる物語。
海の底で何世代にもわたって失われていた財宝を発見し、その財宝の一部を持ち帰った漁師たち。やがてその財宝が深海に潜るものを待っているという噂が広まっていく。そんな中、憂鬱な生活から抜け出したいオ・ヒドンは叔父のオ・グァンソクと手を組み、いち早く財宝を手に入れようとする。しかし、2人の計画を知った両家族の間には緊張感が走り…。果たして、失われた財宝を手に入れるのは誰なのか。
『ミセン-未生-』のユン・テホ作家のウェブトゥーンを原作とする本作。カン・ユンソン監督は、「舞台となっている1970年代は、まだ世界的に豊かな時代ではなく、父親や長男が家族や子どものために懸命に働いていた時代だったと思います。そうした点で、全世界の視聴者の皆さんにも共感していただける作品になるのではないでしょうか。また、海の中での盗掘をテーマにしており、スタッフや俳優陣は本当に大変な努力を重ねましたが、視聴者の皆さんにとっては新鮮で興味深いシーンとして楽しんでいただけるのではないかと思います」と手ごたえを語った。
『ムービング』に続き、ディズニープラス作品は2作目となるリュ・スリョンは、何度も客席に手を振ったり、頬に手を当てて「ほっぺハートポーズ」をしたり、頭の上で大きなハートを両手で作ったりと、自身もイベントを楽しんでいる姿が印象的。「いい物語、素晴らしい監督とスタッフ、バラエティ豊かなキャストの皆さんと一緒に仕事ができて光栄でした」と、満足げ。「ユネスコ世界自然遺産に登録されている新安(シンアン)干潟の沖合で宝物を探す物語です。とても珍しい場所なので、直接現場でシーンを具現化する過程がとても面白かったです」と話していた。
ヤン・セジョンは、ドラマの舞台である70年代について「台本を読み込んだり、YouTubeで当時の様子を写した映像を観たりしました」と準備をして撮影に臨んだと明かした。「先輩方と一緒にいること自体が楽しかったです。特にリュ・スンリョン先輩は現場の雰囲気メーカーで、楽しく撮影することができました。監督は特にキャラクターが生きていることを重要視される方なので、現場でコメントをいただくことで、生き生きとした演技ができたと思います」と、期待をあおった。
イム・スジョンは「原作も素晴らしいですが、台本が素晴らしく、いつかカン・ユンソン監督の作品に出演してみたいという思いがあったので、参加したいと思いました。今回共演する方々との撮影も楽しみでした」とドラマ出演を決めたきっかけを語った。本作で演じたヤン・ジョンソクは「お金が大好きな会長の若妻で、一見すると会長を支える内助の功のように振る舞っていますが、実はその裏に大きな野心を秘めたキャラクター。衣装・メイク・ヘアチームと研究しながらキャラクターの外見をつくりました。今まで私が演じてきた役とは少し違う、新しい挑戦ができ、大きな喜びを感じながら演じました」と話していた。
同ドラマは、動画配信サービス「Disney+(ディズニープラス)」で、2025年に配信予定。