【エンタメ総合】
『キャプテン翼』高橋陽一氏、サッカー日本代表のワールドカップ優勝に期待「現実と漫画のどっちが先か
漫画家の高橋陽一氏、元サッカー日本代表の福西崇史が27日、東京・日本橋三越本店で『大黄金展「金箔CAPTAIN TSUBASA」』除幕式に登壇した。
【写真】輝いている!金箔800枚を使った大空翼の等身大黄金像
「金箔CAPTAIN TSUBASA」は、金箔800枚を使った『キャプテン翼』のキャラクターである大空翼の等身大の黄金像。高橋氏は「葛飾区には(大空翼の)銅像があるんですけど、さすがに金箔は貼れていない。どんな輝きを放つのか楽しみ」とし、除幕式を実施。光輝く翼くんの像に思わず笑顔をこぼした。さらに、純金80グラムを使った「CAPTAIN TSUBASA像」(販売価格は396万円)も手に乗せてフォトセッションを実施した。
『キャプテン翼』について高橋氏は「僕が描き始めたころ、日本はそんなに強くなかった。強くなってほしいという願いを込めて描いてきました。いつかワールドカップに行ってほしかった」と明かす。現在、サッカー日本代表のFIFAランキングは15位。アジアトップとなっている。代表選手に限らず、欧州の主要リーグで日本人が活躍。リヴァプールの遠藤航、アーセナルの冨安健洋らビッグクラブでも主力となっている選手もいる強豪国となった。
「僕がサッカーを好きになったきっかけがワールドカップだった。翼くんの夢も日本をワールドカップで優勝させる。最終的な目標を設定して、そこを目指した」と翼くんの夢は高橋氏の願いでもあったそう。今の日本代表はワールドカップ優勝が夢物語ではない位置まで来ている。それだけに高橋氏は今後の目標について問われると「翼の最終的な目標の日本を優勝させるところまで描きたい」としながら「現実の世界と漫画とどっちが先になるかな」と期待を膨らませていた。
また、世界的な選手も『キャプテン翼』ファンを公言。福西は「僕らの世代は『キャプテン翼』を見てサッカーを好きになった。翼のようになりたいと思った。(アンドレス・)イニエスタや(フェルナンド・)トーレスが日本に来たのも翼に関係があったと思う。『キャプテン翼』の影響はサッカー界になくてはならないもの」と力説。高橋氏は「最初は世界をイメージしてなかった。自分なりのサッカー観がサッカーが盛んな国でも通じたのはうれしかった」と頬を緩ませると「海外の選手たちが子どものころ、僕のアニメを見て育ったと言うことは最初は全然考えもしなかったですね」と明かしていた。
『大黄金展』は、金製品の展示販売会。きょう27日から12月1日まで。高橋氏は、南葛SCのユニフォームにライブドローイングも行った。