【エンタメ総合】
霜降り明星せいや、17年来の夢に「笑って泣いてほしい」

『人生を変えたコント』の発売記念イベントに参加した霜降り明星・せいや (C)ORICON NewS inc.


  お笑いコンビ・霜降り明星のせいやが30日、都内で開かれた『人生を変えたコント』(ワニブックス)の発売記念イベントに参加した。



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 今作は、2021年夏より3年以上の月日をかけて、せいや自らが書き上げた初の半自伝小説。自身が高校時代に経験した「ある日、突然はじまったいじめ」と「人生を変えた文劇祭(ぶんげきさい)のコント」について赤裸々につづる。



 当初は『奪われかけた青春をコントで取り返してみた』のタイトルで「読売中高生新聞」に連載(全12回)という形で掲載されたが、せいや自身が「学生時代の経験をいつか本にしたい。文字に書いて本にして出したい。同じような境遇の人たちに、ひとりでも多くの人たちに、この経験を話したい」という願いを高校時代から抱いていたことから、連載終了後に3万字以上におよぶ加筆をして完成。まさに17年来の夢が実現した。



 念願の書籍化に「当時から自分の体験を本にせなあかんと思っていました。家族にも当時から『本にするから』と言っていましたし。だから本にして自分の中で消化するのが夢でした。だから、芸人で売れたから本を出したのではなくて、どんな道にいっても本は出そうと思っていました。で、今実際、本にできたというところです」としみじみ。



 続けて「社会をどうしたいとかそういうのはなくて、この物語を楽しんでほしいですね。テーマがちょっと暗いなと思われがちなんですが、いじめを笑いで跳ね除けた痛快ストーリーなので、泣いて笑ってほしいですね」と思いを込めた。

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