【映画】
マーベル・スタジオ社長ケヴィン・ファイギがいま最も期待している『ファンタスティック4』

「ディズニー・コンテンツ・ショーケース 2024」にリモート出演したマーベル・スタジオ社長ケヴィン・ファイギ


 ウォルト・ディズニー・カンパニーが、今月20日と21日の2日間にわたり、シンガポールのマリーナベイ・サンズで開催した、「ディズニー・コンテンツ・ショーケース APAC 2024」。マーベル・スタジオが今後公開予定の劇場作品と配信予定作品を紹介するパートに、マーベル・スタジオ社長ケヴィン・ファイギがオンラインで参加した。



【画像】今後のマーベル作品ラインナップ



 マーベルは2025年7月までのラインナップを発表しており、映画、アニメーション、ドラマと新作が続く。なかでもケヴィン・ファイギが最も期待している作品に挙げたのは『ファンタスティック4:ファースト・ステップス (原題) 』 (2025年7月25日、全米公開)。おなじみのキャップも同作のものだった。



 「ファンタスティック・フォー」は、アイアンマン、スパイダーマン、X-MEN など、数々のヒーローを生み出した伝説の原作者、編集者のスタン・リーが創造した、マーベル・コミックス最初のヒーローチーム。超能力を持つ個性豊かな4人の活躍を描く。これまでに20世紀フォックス(現:20世紀スタジオ)で複数の映画が製作されているが、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)版の1作目となる。



 ケヴィン・ファイギは「彼らに25年ぶりに命を吹き込むということ、マーベルのファーストファミリーをMCUに紹介できるということを本当にうれしく思います」とコメント。「映画は来年の夏に公開され、そのあとすべてのキャラクターが継ぎの冒険に直行します。ですので、私は『ファンタスティック4』の未来にとても興奮しています」と、“ファースト・ステップス”にも言及。



 さらに、X-MENのMCU合流について、「『デッドプール&ウルヴァリン』などですでに始まっていますが、今後複数の作品でもこの流れが続いていきます。ようやく私たちの夢が叶います」と語った。



 また、Netflix版『デアデビル』(2015年〜18年)でマット・マードック/デアデビル役を務めたチャーリー・コックスが再びデアデビル役を演じる『デアデビル:ボーン・アゲイン(原題) 』 (2025年春 ディズニープラス配信)について、ストーリーは継続しつつ新しい開始点の作品となること、『デアデビル:ボーン・アゲイン』以前からのファンが楽しめる過去の内容にも触れていくことを明かした。



 そして、東京ディズニーランドにマーベルが参入したこと、来年にシンガポールから出航予定のディズニークルーズライン「ディズニーアドベンチャー号」にマーベルエリアが誕生することなどを例に挙げ、APAC(アジア太平洋地域)におけるマーベルの人気について感謝の意を伝えていた。



★マーベル作品のラインナップ



■マーベル・アニメーション



・『ホワット・イフ...?シーズン3』(2024年12月、ディズニープラス配信)



 マーベルのアニメシリーズ『ホワット・イフ...?』のシーズン3では、マルチバースを巡る冒険がクライマックスを迎える。おなじみのキャラクターが予想外の選択をすることで、MCUの世界が驚くべき別バージョンの世界に変貌を遂げ…。ウォッチャー(声:ジェフリー・ライト)を案内役に、新シーズンでは新らなジャンルや壮大なスペクタクル、そして驚くべき新キャラクターを巡る旅へ、視聴者を誘っていく。



・『ユア・フレンドリー・ネイバーフッド・スパイダーマン(原題)』(2025年、ディズニープラス配信)



 ピーター・パーカーがヒーローになるまでの道のりを描いたアニメシリーズ。スパイダーマン初期のコミック本のルーツを讃えるスタイルで、これまで誰も見たことのない新たな冒険が描かれる。



■マーベル・テレビジョン



・『デアデビル:ボーン・アゲイン(原題)』(2025年春 、ディズニープラス配信)



 昼は弁護士、夜は法では裁ききれない悪へと立ち向かう盲目のヒーロー、デアデビルことマット・マードック(演:チャーリー・コックス)が主人公の新たなドラマシリーズ。本作では、活気ある法律事務所で正義のために戦うマットと、ニューヨークで政治活動に取り組んでいながら、裏社会の犯罪王でもある宿敵・キングピンことウィルソン・フィスク(演:ヴィンセント・ドノフリオ)との、避けられない衝突が描かれる。



・『アイアンハート(原題)』(2025年、ディズニープラス配信)



 『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』のその後の物語。 世界に名を轟かせることを決意した若き天才発明家リリ・ウィリアムズ(演:ドミニク・ソーン)は、故郷のシカゴに戻り、アイアンスーツの開発に没頭する。自分の野心を追求する中で、リリはミステリアスだが魅力的な人物”ザ・フッド”ことパーカー・ロビンス(演:アンソニー・ラモス)と関わりを持ち始めるが…。



■マーベル・スタジオ



・『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』(2025年2月14日、劇場公開)



 新たなアベンジャーズへつながる、マーベル・スタジオ最新作。”正義の象徴“を受け継いだ、空翔ぶキャプテン・アメリカの物語。”初代“スティーブ・ロジャースから盾を託され、”キャプテン・アメリカ“という重圧を担うことになったサム・ウィルソン(演:アンソニー・マッキー)。そんな彼の前に、“赤いハルク”と化したアメリカ大統領ロス(演:ハリソン・フォード)が襲い掛かる。だが、その戦いは”ある人物“に仕組まれた世界秩序崩壊の序章に過ぎなかった…。



・『サンダーボルツ*』(2025年、ゴールデンウイーク 劇場公開)



 マーベル映画史上初!超クセ者ヴィランが、大集結。かつてのヴィランたちの中でも、訳あり超クセ者6人のキャラクターが「サンダーボルツ*」というチームとしてまさかの集結を果たすこととなる。ブラック・ウィドウ/ナターシャ・ロマノフの妹で暗殺者だったエレーナ(演:フローレンス・ピュー)。ナターシャとエレーナの父でロシアが生んだスーパーソルジャー、レッド・ガーディアン/アレクセイ(演:デビッド・ハーバー)。



 キャプテン・アメリカ/スティーブ・ロジャースの幼なじみで、かつて悪の組織による洗脳・肉体改造が施されたウィンター・ソルジャー/バッキー・バーンズ(演:セバスチャン・スタン)。陸軍での活躍を買われ2代目キャプテン・アメリカに任命されるも、世間からのプレッシャーに追い詰められ任務中に失態をおかしたUSエージェント/ジョン・ウォーカー(演:ワイアット・ラッセル)。



 驚異の身体能力とコピー能力を持ち、キャプテン・アメリカなどアベンジャーズ達の技も使いこなす暗殺者タスクマスター/アントニア・ドレイコフ(演::オルガ・キュリレンコ)。幼いころ不慮の事故に見舞われ、あらゆる物体をすり抜ける“幽霊”のような特殊な身体となってしまったゴースト/エイヴァ(演:ハナ・ジョン=カーメン)。



 全員過去に悪事を犯したことのある“ならずもの”だらけ。これらアベンジャーズにも劣らない超個性派揃いの面々が、新たなバトルの幕を開ける――。



・『ファンタスティック4:ファースト・ステップス(原題)』(2025年7月25日 全米公開)



 チームメンバーは、ミスター・ファンタスティック/リード・リチャーズ(演:ペドロ・パスカル)、スー・ストーム/インビジブル・ウーマン(演:ヴァネッサ・カービー)、ジョニー・ストーム/ヒューマン・トーチ(演:ジョセフ・クイン)、ベン・グリム/ザ・シング(演:エボン・モス=バクラック)。監督は、マット・シェイクスマン。

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