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加藤シゲアキ、連載開始7年かけた小説が来年2月発売へ テーマは“愛”「最高のものができたと、空に向かって叫びたい」

加藤シゲアキの新作小説『ミアキス・シンフォニー』が発売決定


 3人組グループ・NEWSのメンバーで小説家としても活動する加藤シゲアキの新作小説『ミアキス・シンフォニー』(マガジンハウス)が、来年2月26日に発売する。グラビア週刊誌『anan』で、2018年より2022年まで全16回にわたり、不定期連載していた小説を大幅な加筆、修正を加え、新たな物語として誕生させる。連載開始から約7年。作家として、人として、成長を続けてきた加藤が“愛”というテーマに挑んだ大作となっている。



【写真】大はしゃぎ!楽しそうな加藤シゲアキ&勝地涼



 ミアキスとは、犬と猫の祖先といわれている動物。生物がミアキスからさまざまに進化し分岐していくように、多様な登場人物たちが現れる。ぬいぐるみにしか本音を吐露できない少女、生真面目な大学教員、人との関わりに自信がない弁護士、何か謎をかかえていそうな料理人…。



 どの街にもありそうな大学や和食屋を舞台に、ひとつの場面をさまざまな視点からたどっていくうちに交錯していく登場人物たち。それぞれが奏でる物語はやがて中心人物のもとに集い、壮大なシンフォニーとして立ち現れることに。“愛する”ということについて、あらためて思いを深める物語となっている。



 連載時より、読者より書籍化の熱い要望がよせられていた今作。連載媒体である『anan

』のウェブサイト内に公式サイトを開設。新作に合わせた著者・加藤のビジュアルを同サイトもアップし、また公式Xアカウント(@miacis_symphony)も開設された。



■加藤シゲアキコメント



「ミアキス・シンフォニー」の連載が始まったのは2018年4月でした。 あれから刊行まで7年弱。作家人生で最も時間がかかった作品です。 その間、世界も社会も、私に関しても個人としても作家としても、ありとあらゆることがありました。 連載を終えてもなお改稿を続け、刊行までの時間をさらに要したのは、なにを書くべきか私が迷い続けたからです。 完成するのか不安でしたが、私はふと思いました。迷い続けたまま終わらせてもいいんじゃないか、と。 小説とは常々、答えではなく問いだと考えています。そしてこの小説のテーマのひとつでもある「愛」もまた、問いなのではないかと、書きながら感じました。 そう気付くとすらすらと書き進めることができ、私はついに「了」という文字を入力しました。 書き上げた今はすがすがしく、愛に満たされた気分です。 最高のものができたと、空に向かって叫びたいほどです。 さまざまな人物が現れるこの群像劇が、読者にどう読まれるのか楽しみで仕方ありません。 この作品は、私をまた新たな境地に連れていってくれました。 どうか多くの方に手に取ってもらえることを願っています。

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