【映画】
Mrs. GREEN APPLE、韓国でトークイベント 藤澤涼架は韓国語でうっかり 「トイレに行きたいです」と「トイレが見たいです」を間違える
3人組バンド・Mrs. GREEN APPLEが昨年12月から今年3月まで行ったライブツアー『Mrs. GREEN APPLE 2023-2024 FC TOUR “The White Lounge”』を映画化した『Mrs. GREEN APPLE // The White Lounge in CINEMA』が11日から韓国でも劇場公開がスタート。そんな韓国での公開を記念して、13日に韓国・CGV 龍山アイパークモールでメンバーの大森元貴(Vo./Gt.)、若井滉斗(Gt.)、藤澤涼架(Key.)が登壇したイベントが開催され、現地のファンとの交流を果たした。
【ライブ写真】メイク&ファッションも話題となったミセス(全6枚)
GV(Guest Visit/トークイベント)と、あす14日の舞台あいさつは販売開始1分で完売、さらに来年2月15日、16日に『MGA LIVE in SEOUL, KOREA 2025』としてTIGER DOMEで開催する韓国で初の単独公演も、2日間の合計約1万2000枚のチケットが販売開始からわずか5分で完売、韓国での人気も証明した。
イベントで大森は「こんにちは!昨日も今日も明日も大森元貴です。会えてうれしいです」と韓国語でうれしさを語りつつあいさつ。若井は「今回劇場に遊びに来てくれて、ありがとうございます。今日は僕たちと一緒に楽しんでください」とし、藤澤も「今日は来てくれて本当にありがうございます」と続き、3人とも韓国語を披露してGVがスタートした。
始まったクロストークではMCのユン・ジヒャンからまず韓国へ訪問した感想を聞かれ、大森が「寒いね!」と発し、会場が笑いに包まれた。続いて若井が韓国語で「本当に寒いよね。日本より寒いです。僕はとても寒がりなんです。でもご飯もおいしいし、韓国の皆さんもとても暖かくて、僕の心も温かくなりました」と韓国との親密な距離感をアピールした。
続いて、韓国公開の感想を改めて問われると代表して大森が「本当にありがたいですね。日本でおこなったツアーがまず日本で映画化されて、そして韓国のこの地で公開されるというのはすごく光栄です」と語り、続けて本作を制作したきっかけを「我々の曲はすごくポップで明るい作品に思われることが多いのですが、歌っていることは実はすごく孤独について歌っていたりもするので、それをまた違った形でエンターテイメントに落とし込むにはと考えた時に、こういった音楽劇をお届けするのが面白いのかなと思って制作しました」と作品に対する想いを伝え、さらにライブ公演を映画に再構築するにあたって「表情とかが映画だと細かいところまで見えるので、そういう繊細な部分に気を使いました」とポイントを話した。
すべてを白に彩られた「ホワイトラウンジ」の世界観の設定に関してやライブ時に設けたドレスコードについても大森は「やはりドレスコードがあると没入感が出て、イマーシブな体験ができますし、白は何も染まっていない無地だと思うので、観る人によって感じ方が変わるようにしたいなと考えました」と裏話を披露し、観客を魅了した。
特に愛情のこもったシーンについて聞かれた若井と藤澤はそれぞれ「映画の中で演技をするパートがあるんですけど、僕たちは演技が初めてだったので大変でしたが、楽しめました」と韓国語で若井。大森はそれを受けて「若井はひどい男を演じていましたね。人たらしでした」と笑いを誘った。続けて「僕も『劇場!』と演技するところが、普段の自分と違う感じがして楽しかったです」と藤澤。それぞれ初演技の体験を語った。
その後、大森は楽曲制作についても言及。曲や歌詞のインスピレーションについて大森は「子どものころも大人になっても寂しさを感じる瞬間というのは全年齢を通して同じ感覚だと思うのですが、そういうさびしさの部分や人の温かさや人を大事にする気持ちから着想が来ていると思います」と心の内を話した。
そして、今後の韓国での活動について「来年2月にライブでお邪魔しますね」と大森韓国公演『MGA LIVE in SEOUL, KOREA 2025』を開催することに触れると、観客から「行きます!!」という大きな歓声が上がり、大森は「チンチャ?(本当?)」と話すと、そこにいる観客のすべてが「はい!」と声を上げた。
続いて、韓国で食べたい料理、またはすでに来韓され食べた料理について聞かれ、「冷麺が食べてみたいです。昨日はサンナクチ(生ダコの踊り食い)と、辛いラーメンを食べました」と若井。「タッカンマリも食べたいなと思い、楽しみにしています!」と言う藤澤と、韓国料理についてクロストークが和気あいあいと展開された。
その後、観客から事前に募集した質問に答えていくミセス。初めに「メンバーの皆さんにとってMrs. GREEN APPLE とはどんな存在?」という質問に対して、「私にとってMrs. GREEN APPLEは大きい愛で家族以上の存在です」と韓国語で愛を語る若井。そして「僕にとってはお家のような存在です。最近それぞれいろいろな活動をしているのですが、その各々の活動がMrs. GREEN APPLE というお家にまた帰ってくるという感覚があります」と藤澤。それを受けて大森も「確かに。地元のような、実家みたいな感じですね」とそれぞれの絆を感じた一幕となった。
次に「新年に初めて聴く曲がその年を決めるという話がありますが、韓国のファンに2025年の最初の曲として聴いてもらいたいMrs.GREEN APPLE の曲は?」という質問に対して、「『StaRt』です」と若井が話すと、他のメンバーも納得し「デビュー曲だね、僕らの」と大森。「始まりの曲なので1年の初めにぜひ聴いてほしい一曲だと思います」と藤澤は呼びかけた。続けて「本作は感情に問いかける物語だと思いますが、生きていく中で憂鬱のような感情が上がってくる時の克服方法は?」という質問に対して、大森は「僕はたくさんのJAM’S がいてくれることがとてもうれしいので、そういうことを考えて乗り越えられます。韓国にもたくさんいていただけるので、そういう方々の存在を感じると1人じゃないと思います」と愛のある回答をした。そして次に若井が「私はお風呂に入ることです。リラックス効果があります」と話し、会場は爆笑に包まれました。
続いて「自分自身に希望を与えることができたMrs. GREEN APPLEの曲は?」という質問に対して、「『ビターバカンス』という最新曲で、肩の力を抜いていいということを歌ってることがほっとするなと感じます」と藤澤。「『ケセラセラ』です。聞いたら心から力がでます」と若井。大森は「『ダンスホール』がやはり気持ちが上がります。前向きなだけの歌詞じゃないので奮い立たせられます」とそれぞれ答えた。
続いて「韓国で行ってみたいところは?」という質問に対して、若井は「ハンガンに行ってみたいです。夜景を見に行きたいです」とし、大森は「すごく寒いからこそ、雪景色をみたいです」と回答。藤澤は「素敵な街がいっぱいなので、街をゆっくり回ってみたいです」と答えていた。
次に「好きな韓国語や自信がある韓国語はありますか?」いう質問に対して、若井は「りょうちゃんが言った『ファジャンシレ ポゴシッポヨ(トイレが見たいです)』という言葉ですかね。『ファジャンシレ カゴシポヨ(トイレに行きたいです)』なのに『トイレが見たいです』とずっとりょうちゃんが繰り返していました」と暴露。その後、藤澤は「トイレにいきたいです」の韓国語を改めて学んだという。大森が『キデヘチュセヨ(楽しんでください)』という言葉を挙げ、「ずっと昨日から使っていました。とっても響きが好きです」と話す。その後、ユンから「観客が聞きたい韓国語があると思いますが?」と振られると、若井が「サランヘヨー(愛している)」と答え、歓声が上がった。
そして「今までに見られなかった新しい感じのコンサートでしたが、本作は楽曲の順番を先に決めたのか、コンサートの構想を先に決めたのかどちらですか?」いう質問に対して、大森は「コンセプトを先に決めて、それに沿うように曲とストーリーを組み立てていきました」と答えた。
最後は観客にメッセージ。藤澤は「今日はありがとうございます。韓国の方にたくさん楽しんでいただけたらと思います。今日は楽しかったです」と話せば、イベント通してすべて韓国語を話された若井は「今日は楽しい時間をありがとうございます。The White Loungeを楽しんでいただけたら幸いです。2月にまた会いましょう」と観客とライブでの再会の約束を交わした。大森は「こうして韓国に初めてMrs. GREEN APPLEとして来られてとてもとてもうれしかったです。ありがうございました。次は2月に遊びに来るので、ぜひ楽しみにしていてください!」と、しっかり想いを伝えた。
最後に、フォトセッションにて手でハートポーズを作り、観客と一緒に撮影していた。